■ Opening

GM:N市、第八地区。
GM:ある事件を契機とし再編が進む支部を中心としたこの地区で、怪異の出現が報告された。

GM:"吸血鬼"。

GM:いかにも有り触れた呼称で噂されるソレは、まさに物語の如き影。
   曰く、夜の空を影のように飛翔する。
   曰く、年若い女性の血を収集する。
   曰く、誰を傷つけることもなく。
   曰く、目を見張るほどの麗人。

GM: 
GM:オーヴァードによる事件であろうと断じられる一方で、大きな被害をもたらさないそれは、
GM:優先度の低い要調査事項として、しばしの間デスクの隅に追いやられていた。
GM: 
GM:やがて、その"吸血鬼"の調査のために召集されたUGNメンバーは、
GM:しかしながら、それ以上の事態へ巻き込まれることとなる。
GM: 『……我々はFHの研究セル、"ゴールドクラブ"だ』
GM: 『ささやかながら、UGNへの情報提供を行わせてもらう。見返りに、我々の保護を願いたい』
GM: 『ただし、この通信は盗聴されているだろう。よって、具体的な合流地は教えられぬ』
GM: 
GM: 『――"吸血鬼"を、追え』
GM: 
GM: ダブルクロス3rd Edition
GM:『ブラッド・シップド・フレンド・フッド/水より血より何よりも』
GM: ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
GM: 
GM: 

■ Players

GM:ではまずは各PCの自己紹介からお願いします。まずはPC1、柊さん!

柊 樹

柊 樹:デイヤーッ!
柊 樹:柊 樹(ひいらぎ いつき)です。チルドレン上がりのUGNエージェント。
柊 樹:非出動時はイリーガル等との渉外対応が主な行務です。人相と愛想は悪いが人当たりはいいほう。
柊 樹:RC範囲アタッカーとして皆の露払いとか頑張ります。はい。
柊 樹:よろしくお願いします!うおお!
GM:露払いって性能でもない気がするんだよなぁ……
柊 樹:あと、ナイトメアブリンガーのお兄さんと同期という設定が今しがた生えました!
柊 樹:以上!
GM:そっちのログは読めてないんだよな……
GM:OKOK。それではハンドアウトも見ていきましょう

GM:PC1:柊 樹
GM:シナリオロイス…小金井 文  推奨感情…誠意/憐憫
君はN市第八地区の外れで細々と個人経営されている激辛カレーショップ『しべり屋』の常連客である。
気難しそうな老婆が何種類ものスパイスを配合して作るカレーは、一様に辛く、日により様々な味を楽しめる。
数少ない店員である小金井 文にも、すっかり顔を覚えられてしまった(ちなみに彼女は辛いものが大の苦手だ)。
そんな小金井がある日、君に尋ねて来る――"吸血鬼"の噂を知っているか、と。


GM:激辛カレーの店に足しげく通ってください。
柊 樹:表情以外汁まみれになります。
GM:暖かそうな恰好してるのに……
GM:小金井は一応今シナリオのヒロイン……うーん……まあ美少女枠ですが
GM:年齢、どれくらいが良いですかね。任意に設定可能です。
柊 樹:女子大生!!!
GM:力強い。
柊 樹:GMの想定年齢でも大丈夫ですよ!動かしやすいほうで!
GM:じゃあ20歳ですね。大学生かはさておき……それくらいの雰囲気と年齢です。
GM:店員としては並の愛想はあるけど、いかんせん本人が辛いもの苦手なので
柊 樹:並でも愛想くれるだけでありがたい...
GM:興味本位で食べに来てはノックアウトされる客を見ては(言わんこっちゃない……)みたいな顔をするし、君みたいなリピーターにとっては(この人舌おかしいんだろうな……)と内心で思っていたりすることでしょう
柊 樹:かわいい
GM:個人経営のお店なので、普通に雑談したりもする。君もそんな感じで、たまに話したりする仲だ。
柊 樹:ふんふん
柊 樹:たまに辛くないお土産とか持ってきます。
柊 樹:そんな感じかな?
GM:OKです。なかよくしてね!
柊 樹:改めてよろしくお願いします!
GM:では次PC2、薊ちゃん!

薊 奏

薊奏:はーい
薊奏:UGNチルドレン、薊奏です。今回は外部からの招集って感じですね
薊奏:年齢は若いですがそこそこ任務をこなしているタイプです。大人ぶりたい年頃。
薊奏:エグ/バロ/キュマのトライブリードで、スケーリーフットという金属の鱗を持つ貝のキュマイラ因子を持っています。
薊奏:性能は完全に防御特化!
GM:一家に一台
薊奏:攻撃は先生方におまかせしますぜ……
薊奏:自己紹介はこんな感じですかね!
GM:OKです。それではハンドアウトを見てみましょう

GM:PC2:薊 奏
GM:シナリオロイス…"ゴールドクラブ"セル  推奨感情…有為/猜疑心
FHの研究セル"ゴールドクラブ"からの保護要請に際し、その防御力を買われ、君は彼らとの接触・護衛要員に選ばれた。
"ゴールドクラブ"を狙う他セルの襲撃を受けつつも、君は何とか彼らとの連絡に成功する。
しかし、彼らはやすやすと姿を見せず、"吸血鬼"を追えなどと言ってきた。君の任務はまだしばらく続きそうだ。

GM: 
GM:直球にUGNチルドレンとして仕事してもらう感じですね。
薊奏:FHの護衛とはなにか裏がありそうだぜ
薊奏:でも任務だから仕方ない……というスタンス
GM:ククク……
GM:実際"ゴールドクラブ"セルはきわめて規模の小さいセルだと思われています。
GM:なんせ情報がないし、今までUGNとことを構えた記録もない。
薊奏:謎……
GM:小規模零細クソザコセルが今までどこかのお目溢しでやれていたけど、それでも回らなくなってきたので亡命を希望してきたのか……
GM:はたまたこれそのものが全てもっと別のセル・悪意による罠なのか……
GM:それは飛び込んでみなければ分からない。虎穴に入らずんばというわけです。
GM:で、放り込むなら防御力が高いほうが良いということで……
薊奏:たとえ罠でも切りぬけてみせるぜ!
GM:頼もしいチルドレン! よろしくお願いします。
薊奏:よろしくお願いしまーす!
GM:では次、PC3の四嶺さん!

四嶺 廂

四嶺 廂:はい!UGNイリーガルの四嶺廂です。学校をフケてUGN職員のバイトに励んでいます。
四嶺 廂:ころころ、ゆるふわーっとした外見にたがわず、どうぶつのようなモラルレベルの持ち主です。美味しいご飯と温かい寝床だけが世界の真実!
四嶺 廂:どうしようもない悪童なのですが、第8支部には何か人生を変えたような思い出がある様子。
四嶺 廂:性能的にはとっちらかったバランス型です。メンバーの隙間を補うのがお仕事!以上です!
GM:確かに色々ありますね。カバーリングもできるのか……
四嶺 廂:ぼくは緩衝材で潤滑油でエクスデスで大南波門将軍なのだ!ときどき探偵役もやる!
GM:OKです。それではハンドアウトはこちら

GM:PC3:四嶺 廂
GM:シナリオロイス…"吸血鬼"  推奨感情…好奇心/食傷
君は第八地区でにわかにその存在を囁かれる"吸血鬼"について調査を行っていた。
いかんせんその犯行はささやかであり、"吸血鬼"を庇い立てする被害者まで現れる始末で、調査は難航していた。
とはいえ、逼迫した危険もなさそうな相手である。安全な(退屈な)任務だと思っていた……"ゴールドクラブ"からその要請が来るまでは。


GM:まあ実際UGNと言っても、四六時中ドンパチしている訳ではなく
GM:この手の、言ってみれば安全、地道、そして地味な業務も存在しているもんではあるのですね。多分。
四嶺 廂:ちぇっ、結局世の中って美形の味方なんだもんなぁ! ぼくだってかわいい女の子好きだから人のこと言えないけど!
四嶺 廂:吸血って親告罪なのか警察の人に聞いてみたけど判らないって言ってた。
GM:R案件ですしまあ法律に当てはめる必要もないさ!
GM:そうそう、オープニングは多分警察で話を聞く感じになるでしょうね。街頭ナンパ突撃聞き込みがお好みならそちらでも良いですが……
四嶺 廂:いいだろう…喉笛の次はどこの体器官を摘出して破壊してやろうかなケヒャア~ッ
四嶺 廂:あ、素直に警察に行きます。外での調査はむしろ警察呼ばれそう。
GM:OKです。よろしくお願いします!
四嶺 廂:よろしくお願いします!
GM:ではラスト、PC4薬師院さん!

薬師院 小夜子

薬師院 小夜子:はいさ
薬師院 小夜子:「私を誰だと思ってる。台風が怖くて窓を全部コンクリで塗り固めた女だぜ?」
薬師院 小夜子:後方支援担当エージェント、時々前線、薬師院 小夜子(やくしいん さよこ)。
薬師院 小夜子:好きなものは女の子とテキーラの水割り。あとちょっとの露出。
薬師院 小夜子:それなりに良い育ちからグレて捨て鉢→敗北で臆病になりました。
薬師院 小夜子:ありあまる財産点で、情報やアイテムの調達を頑張りたいです。
薬師院 小夜子:敵の怖さに怯えたり味方の強さに怯えたりしたいので、どうぞよろしくお願い致します。
薬師院 小夜子:という具合です!
GM:ありがとうございます。それではそんな薬師院さんへの恐怖のロイス!

GM:PC4:薬師院 小夜子
GM:シナリオロイス…"V・B"  推奨感情…執着/恐怖
数ヶ月前、君は第八地区の哨戒中、大型ジャームに襲撃された。交戦するも力及ばず、その爪が君の息の根を絶つ直前、君は意識を失ってしまった。
そして、君は無事で目覚めた。件のジャームは忽然と姿を消し、二度と確認されることはなく、"V・B(Vanished Beast)"というコードネームだけが宙に浮いた。
……それから、数ヶ月。壊滅と再編を経た第八支部に、君は"吸血鬼"調査のために召集された。"V・B"に関する情報は、依然として存在しない。


薬師院 小夜子:情報出てこないとか怖いじゃないか!
GM:情報がないのが情報……
GM:果たしてあれは一夜の幻だったのか、通りすがりの凶悪ジャームだったのか、事実は定かではありません。
薬師院 小夜子:私財を投じてでも情報を引っこ抜いてアタッカーを送り込んでやる……
GM:探っていたら直接会いに来るかも……?
薬師院 小夜子:直接とか怖い!
薬師院 小夜子:会いたくて会いたくなくて震える
薬師院 小夜子:とりあえず第八支部絡みでは、戦闘部隊壊滅による再編前、物資確保などで所属してた感じにできたらいいなぁ……と思ってますが、
薬師院 小夜子:このあたりはシナリオの整合性とか展開の美味しい方に合わせてくれればと願います。
GM:そんな雰囲気にしておきましょう。まあ、襲撃を受けて、治療とかのために他所の区域に行って、そのままなあなあでその辺で働いていたのかも。
薬師院 小夜子:そんな感じのサムシングでよろしくお願い致します。
GM:はーい。よろしくお願いします!
GM:それでは始めていきましょう。まずはOPからです。

◆ Opening 1 シーンプレイヤー:薬師院 小夜子

GM:登場お願いします!
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が4点上昇(侵蝕率:40->44)【登場判定】


GM:R案件が多発する地域においては、オーヴァードでこそ気付ける異常もある。それを逃さないための定期哨戒は、たとえ危険も実入りも少なくとも、後方における重大な仕事である。
GM:数ヶ月前――
GM:それは、N市・第八支部が、現在の体制を敷く前のこと。君は第八支部の支部員と共に、夜間の哨戒を行っていた。
支部員:「……薬師院さんは」
薬師院 小夜子:「——っ、かあぁぁ……っ。平穏、平穏、平穏無事だ。こりゃどこの神様の思し召しかね」スナイパーライフル二丁を肩に担ぎ、支部員達と友に歩きながら、
薬師院 小夜子:「……おう? なんだい、質問かい。ロハで受けるよ」
支部員:「こういう夜間哨戒? パトロールっていうんですか。こういうのってどう思います?」 まだ高校生くらいの少女。新入りだ
薬師院 小夜子:「そうだねぇ。デートの口実だって思ってるよ」
支部員:「うわっ、大人……ごめんなさい、今日はこんな子供で」
薬師院 小夜子:「夜間、人気の無い所に二人っきり。ちょっと休んだって誰にもバレやしない、割のいい仕事だってね」パチ、と片目を瞑ってみせてから、
支部員:「あわわ……」
薬師院 小夜子:「そう謙遜するもんじゃない。そうして欲しけりゃ、あんただってこの場で口説いてやるさ」
薬師院 小夜子:「愛の言葉を聞くのは路上がお好み? それともベッドの上かい?」
支部員:「え、えぇ!? そ、そんないきなり……でも私地味だし、っていうか女子同士ですよ女子同士!」
支部員:「からかわないでください!」
薬師院 小夜子:「えー、けっこう真面目なんだけどー」頬をハムスターの用に膨らませて不平を示す。
薬師院 小夜子:「……まぁ、そういう冗談はさておいてだ。私はこいつを、割の良い仕事だと思ってるが」
薬師院 小夜子:「お嬢ちゃん、そっちはどうだい。まさかクラブで酒を飲みながら男に尻振ってるような、軽い女じゃないんだろう?」
支部員:「うーん、私も正直……似た所ですかね。あ、後藤さんには言わないでください」
支部員:同じ支部に所属する、彼女の女教官の名前を出して言う
支部員:「ずっとこんなのじゃお散歩みたいだって思いますけど、じゃあ戦いたいのかって言ったら、それは……」
薬師院 小夜子:「言わないさ。言ったらまず私の方が説教もんだ」眉の端を下げて、はは、と短く笑う。
薬師院 小夜子:「それは、ごめんだって?」
支部員:神妙な表情で 「そうするべき時がきたら、そうしたいですけど。でも、その時が来るのは怖いな……って」
支部員:「ちょっと思っちゃいますね」
薬師院 小夜子:「何言ってんのさ、あんた。死ぬまで処女でいるつもりじゃないんだろう?」
支部員:「ひい」
支部員:「なんてことを!」
薬師院 小夜子:「その時はその時。腹をくくって武器を構えて、ぶち抜いてやりゃ良いだけじゃないか」
支部員:「そりゃそうかもしれませんけど」
薬師院 小夜子:「その為にこんな、物騒なもんを持ち歩いてんのさ」両肩の荷、スナイパーライフルをこれ見よがしに掲げる
薬師院 小夜子:「さ、哨戒コースは後少しだ。行くよ!」
支部員:「……」 少女の方も、軽く手を振って槍のような武器を現出させる。《インフィニティウェポン》だ
薬師院 小夜子:「ほー、モルフェウスか。いつ見ても器用なもんだ」
薬師院 小夜子:「私の銃も、こう、ちゃちゃっと作り出せると良いんだけどねぇ。あんたら、やっぱり凄いもんだよ」
支部員:「ようやく形になってきたくらいで、そんなにカッコつけられないですけど」 はにかむように笑い
支部員:「……ちなみに、私は処女なのですが。薬師院さん的なニュアンスで」 薬師院さんの方を見る
支部員:「薬師院さんはやっぱり経験豊富な感じ……?」
薬師院 小夜子:「そういうことを言われると、お姉さんヤる気だしちゃうよ?」片手の中指と薬指を、虚空で意味深に曲げつつ
支部員:「ひゃあー!」 わざとっぽく両頬を押さえ身体をくねらせる
薬師院 小夜子:「……まぁ、あんまり豊富ってわけじゃないね、戦闘は。だが、一回や二回ってわけじゃない。何体かのジャームの脳天はぶち抜いてるさ」
支部員:「オトナの女性ですね……!」
薬師院 小夜子:「そりゃもう、いい年だからねぇ」あっはっは、とカラカラ笑う。が、急にその顔が真顔になり
薬師院 小夜子:「ああ、それとも。艶めかしいお話の方が好み? なら——」身をくねらせる少女へ、背丈とヒールの高さで覆い被さるように近づいていく。
支部員:「え、へえっ? そ、そんな薬師院さん……」 おずおずと後ずさるが、その背後は塀である
薬師院 小夜子:「退屈な夜の息抜きだよ。そう身構えなくていい」塀ドンの体勢で手を付く。
薬師院 小夜子:「小一時間で、オトナのオンナの仲間入りをさせてあげる」
支部員:「や、薬師院さん……そんな、私……」 君を見上げる、黒目がちの瞳が潤む
GM:その直後。
GM:ドガァ――ン! 轟音と共に、進行方向のブロック塀が内側から吹き飛んだ。
GM:ちょうど君が塀ドンをしようとしていた所の10メートル先くらいだ。
薬師院 小夜子:「っ!?」反射的に壁から手を離しつつ、スナイパーライフル二丁を顔と平行の高さに構える。
支部員:「わ、わたし……ふぇっ!?」
GM:もうもうと立つ土煙の中、見上げるほどの影が視認できる。ただの人ではない。大きさも、形も。
薬師院 小夜子:「なんだ、爆発か——おい、あんた!」
薬師院 小夜子:「前衛は任せた、私が後ろからブチ抜いてやる!」
支部員:「……っは、はい!」 ようやく事態を理解した。両手で作り出した槍を構え、敵を見る
薬師院 小夜子:銃を構える。相方は不幸にも新米だ。だが、大丈夫だ。この巨体なら的を外す恐れはない。
"吸血鬼":「……ググ、グ…………」 影は唸り声を上げる。眼と思しき器官が、赤く光り、薄らぐ土煙の向こうから君たちを見る
???:「……ググ、グ…………」 影は唸り声を上げる。眼と思しき器官が、赤く光り、薄らぐ土煙の向こうから君たちを見る
薬師院 小夜子:銃口を持ち上げ、狙いを定めるは赤の発光。言葉を交わす意思などはなく——
薬師院 小夜子:「先手必勝ォ! バレット喰らって形が保てるかよぉ、アァ!?」
薬師院 小夜子:両手のスナイパーライフルより、発砲。反動はノイマン由来の力学理解により、体重移動で制御する。
???:銃撃と同時、不明の影が、ぬるりと動いた
???:その運動は人間のそれではない。頭を低く下げ、左右に波打ちながら這い寄ってくる。蛇だ
支部員:「何……!」
薬師院 小夜子:「うぉっ……!?」
薬師院 小夜子:「ちぃっ……おい——あんた! その這いずってる丸っこい頭を潰してやれ!」
支部員:剣を横に構えた少女は、一度だけその噛みつきを防ぐことはできた。代償にその武器を持っていかれる
支部員:「!」 二本目の剣を作り出そうとする。しかし遅い
薬師院 小夜子:ガン、ガン、ガン。重苦しい銃撃音を繰り返し、巨体の目を狙う。視線が高い。
薬師院 小夜子:高すぎた。だから。
薬師院 小夜子:少女の一拍の遅れに、気付かない。
???:首を中心にその長い胴・尾を回転させ、少女を横より打つ。
支部員:「ぐっ!?」
薬師院 小夜子:「おい、前衛! おい——」
薬師院 小夜子:「————————————」
薬師院 小夜子:「……ぁ?」
GM:その細い体は吹き飛び、塀へと激突した。常人であればそれだけで息絶えていたであろう
薬師院 小夜子:仲間に呼びかけようとした、その時。有るはずの姿は、視界の外へ吹き飛んでいた。
支部員:彼女の指、呼吸は止まっていないように見える。それが戦いの意志か、今際の電気反応かは分からない。ただ一つ確実なのは
???:「ア、アア……ガアァァ…………!」
???:その赤い眼が、君を捉えているということ。
薬師院 小夜子:衝突音に、咄嗟にその方角を見てしまう。塀に叩き付けられ、もはや戦う力など無いだろう、それを。
薬師院 小夜子:「……おい、嘘だろ……?」
薬師院 小夜子:視線を戻す。怪物がそこにいる。
薬師院 小夜子:安全圏から敵を撃つだけの戦いをしてきた自分の、すぐそこに、怪物がいる。
薬師院 小夜子:「う——」
???:「……ギイ……ィ……キィィィ――」
薬師院 小夜子:「う、ぁああああああぁあぁぁぁぁぁぁっ!?」絶叫。そして、乱射。
薬師院 小夜子:もはや狙いなど関係ない。引き金をむちゃくちゃに引き、銃弾をばらまきながら、小夜子は叫ぶ。喚く。
???:その一発、二発はその身体を掠めたのだろう。体表が削れ、鮮血の舞ったのが見えた。
???:しかしそこまでだ。低い唸り声と、不快な金切り声の混ざりあったような異音を喉らしき所から発しながら。その影は迫る。
薬師院 小夜子:「来るな、来るなチクショウ! チクショウがあぁっ!!」
???:蛇のような動きは澱みなく迫り、君の眼前で鎌首をもたげ、
???:顎を開き、深い暗闇を君は目の当たりにするだろう。
薬師院 小夜子:ガチン! ガチン! 引き金が虚しく鳴る。
薬師院 小夜子:やがて、銃口を掲げる手が力を失い、膝が体重を支えることを放棄する。
薬師院 小夜子:膝を着き、呆然と、小夜子はその暗闇を見上げるばかりだ。
薬師院 小夜子:「はは、は……冗談だろ、なぁ……?」
???:その呟きに返事を返す者もなく……
???:君の頭に、それより遥かに巨大な顎が、食いついた。


???:「……めて……」
???:「やめて……なこと……ぇ……!」


???:「……い。おい。おい!」
???:「しっかりしろ! おい!」
GM:ふと君は、自分が意識を取り戻していることに気付いた。
薬師院 小夜子:——声が聞こえる。誰の声か。ノイマンシンドロームの高速思考が、記憶との照合を開始する。
薬師院 小夜子:その行程(プロセス)に割り込む、暗闇。
GM:君の身体を抱え、君の視界を専有して声をかけるのは、第八支部戦闘エージェントの一人。
GM:先の会話でも出てきた後藤だ。短髪の女性である。
薬師院 小夜子:「ぅ、ぁああああぁぁぁぁぁあぁっ!?」跳ね起き、すぐにも頭を抱えてうずくまる。
後藤:「しっかりしろ。大丈夫だ! 落ち着け。ここは安全だ……!」
後藤:女性ながら力強い腕が、君の肩をしっかりと支える
薬師院 小夜子:「あ、く、来るなっ、来るな! あ、来るなぁっ!」非力な腕を子供のように振り回すも、肩を捕らえられ、
薬師院 小夜子:「……は、はぁ、はーっ……」
薬師院 小夜子:「……後藤、さん……?」
後藤:「……気付いたようだな。良かった」 表情の変化は少ないが、安堵の色を見せる
GM:場所は変わらない。道路だ。ブロック塀が破壊されている以外は、記憶にも残らない街角。後藤の肩越しに見える空は、朝に白んでいる。
薬師院 小夜子:「ここ。え——え、私、生きて…………朝……?」
薬師院 小夜子:未だ立ち上がれないままに周囲を見渡し、恐怖の感情とは無縁の部分で周囲の情報を収集していく。
後藤:「そうだ。よく寝ていたな? ……だがお前の遭遇したものは、夢ではない」
薬師院 小夜子:朝。場所は移動していない。破壊の度合いも増えていない。自分は——大した負傷も無い。
薬師院 小夜子:「……遭遇した、もの……」いささか日に焼けていた顔が、血の気が引けて白く変わる。
薬師院 小夜子:「……なんだ、ありゃ」
薬師院 小夜子:「なんなんだよ、ありゃ……おい」
後藤:「何だったと思う。直感で良い。言ってみろ」
薬師院 小夜子:「あんだけ撃ったんだぞ、弾を何発もブチこんだ! 拳銃弾なんかじゃねえ、口径のでかい奴を——」
薬師院 小夜子:「あれは、あれは……」
薬師院 小夜子:「……キュマイラ因子、あるいはウロボロス因子を含んだ、ジャームか……?」
後藤:軽く君の肩を叩き 「よし。詳しい話は帰りながら話そう。美木……君の相方の方だが……あっちは意識がない」
薬師院 小夜子:「美木………………」
後藤:「いち早い情報が必要だ。何か大きな事件になるかもしれん」
薬師院 小夜子:暫し、口を半開きのままで声が止まる。誰だったろうかと。そういえば、名を聞いていなかった。
薬師院 小夜子:「あいつは……美木は……無事か……?」
後藤:「医者次第だ。お前が気遣って良くなることじゃない」
薬師院 小夜子:「……そうかよ、そうかい。ああ、そうだな、私は医者じゃねえや」
後藤:「車に乗れ。話を聞かせてほしい」
薬師院 小夜子:「……けどよ、あいつを、私は……私が、余計なことを……」うわごとのように呟きながらも立ち上がり、促されるままに車に乗り込むだろう。
薬師院 小夜子:足は震えている。高いヒールのかかとが、小刻みにかつかつと地面を殴りつけている。震えている。
薬師院 小夜子:カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ、軽い金属質の音
薬師院 小夜子:左耳につり下がる二つのピアスが、下手くそな早引きのピアノのように、けたたましく音を鳴らしていた。

GM:……後藤の予想に反し。
GM:その存在が第八地区に姿を現すことはなかった。それは"∨・B"という名だけを与えられ、君の証言だけがデータベースに登録された。
薬師院 小夜子:「蛇みてぇだった。赤い目玉の……そいつが夜によ、ぼんやりと浮いてるんだ」
薬師院 小夜子:「そんで、口の中は……夜よりも、もっと、もっと暗かった……」
GM:その後、君は治療の名目で第八地区を離れ、しばらくの時を過ごした。少しして、第八地区はある事件により再編と相成った。"∨・B"の正体はついぞ知れぬまま。
GM:君と共にいた少女は命を落とすことこそなく、しかしUGNとは関わらぬ生活を選んだという。
GM:……そして日時が経ち、その恐怖も薄らいできた頃、君に辞令が下る。
GM:……そして日時が経ち、その恐怖も薄らいできた頃、君に指令が下る。
GM:第八地区へ赴き、"吸血鬼"について調査せよ。


GM:シーンは以上です。シナリオロイスをどうぞ。・
薬師院 小夜子:では"V・B"に対し、執着/○恐怖で
薬師院 小夜子:推奨がぴったりだった!
GM:OKです。それではシーンを切ります。


◆ Opening 2 シーンプレイヤー:四嶺 廂

GM:登場ダイスをどうぞ!
四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+7(1d10->7)した →(侵蝕率:28->35)

GM:N市、警察署。
GM:ブラインドの降ろされた会議室で、君は若い刑事と二人だった。
GM:両者の間の机には、いくつもの調書、資料が散乱している。昨今の"吸血鬼"に関するものだ。
四嶺 廂:向かい合ったまま、手帳とスマホを並べて聞く姿勢を取っています。
若い刑事:「いやー、悪いね。とっ散らかっちゃって」 軽そうな雰囲気のR案件担当刑事である彼は、少しも悪びれずに言う
若い刑事:「でもこれで全部。警察で出せる資料は、ちゃんとした被害手続きから街角相談までぜーんぶ持ってきた」
四嶺 廂:「ええと…つまり」
四嶺 廂:「例えば物証の揃い具合を一言で言ってしまうと…?」
若い刑事:「ジグソーパズルだね」
若い刑事:「お手本の絵もなければ、ピースが全部揃っているかも分からない!」
四嶺 廂:「ですよねー」がくっと肩を落とす。
若い刑事:「まあR案件なんてそんなもんでしょ。それに、言うほどなんにも分からないほどじゃない」
若い刑事:「黒いマント! 家から家を飛んで渡るジャンプ力! 活動時間は夜で……」
若い刑事:「顔はあんまり見せないが、とても良い。イケメンだね。美女かもしんないけど」
四嶺 廂:「そこにきて、死傷者が出てなくてワーディングもろくに使っていないとなると、確かに結構絞れますけど」首を傾ける
若い刑事:「あ、ワーディング使われてないかは微妙かもしんないよ。俺もパンピーだからよくわからんけど」
四嶺 廂:「被害者の身体検査とかの名目が立たないのはちょっと困りますね」
若い刑事:「夜だからね……顔を見たと思ったら寝てたとかでもわかんないでしょ」
若い刑事:「あと、良い所に目をつけた。身体検査は、同意を得られた通報者には受けてもらってるよ」
四嶺 廂:「! 血を抜き取られている量や手段はわかりましたか?」
若い刑事:「えーとどれだっけどれだっけ……あったあった」 刑事は写真の何枚か入ったファイルを見せる
GM:それらはすべて、肌色に赤い点がつけられたものだ。場所は様々だが、腕が多い
四嶺 廂:点は一つですか?2つか4つの一そろいですか?
GM:一つ
若い刑事:「結論から言うと、こりゃ完璧に採血針だね」
四嶺 廂:「…"吸血鬼"なんて言う割に、ずいぶん現代的ですね」
若い刑事:「そうそう。吸血鬼が聞いーてあきれるぜ。正体見たり、ただの採血者! 変態採血野郎に改名しちまえっての」
若い刑事:ファイルを投げ出して 「……逆に言えば、犯人は理性的にこんなことをしている訳だ。尚更意味ワカランだろ」
若い刑事:「お前らの中には吸血衝動ってヤツに奔るのもいたはずだ。その方がよっぽど説明ついた」
四嶺 廂:「先日お世話になった件では、実際そういう感じでしたが…」
四嶺 廂:「これ、まだ人間をやめてないヤツの仕業かもしれないですね。被害が少ないのはいいですけど、逆にちょっと厄介かもしれません」
四嶺 廂:「この資料、コピーを頂いて大丈夫ですか?守秘義務はきっちりしますから」席を立とうとします
若い刑事:「ああ、このまま持ってって。そのつもりで準備してるから安心しなよ」
若い刑事:「頼むぜ~。オーヴァードだなんだってのはオーヴァードの方に任せる。被害も小さいしな……」
四嶺 廂:「ありがとうございます。ひとまず呪術じみたセンの伝手をあたってみるので、科学捜査はよろしくお願いします」
四嶺 廂:「新しい情報が出たら随時共有していきましょう」資料をファイルにまとめる。
若い刑事:「どっちでも良いぜ~、解決してくれたらな」 ひらひら手を振っていたが、急に真面目な顔になる
若い刑事:「……なあ」
四嶺 廂:「…? どうしましたか?」退室しようとしていたが、立ち止まる
若い刑事:「今回の件、どうも犯人野郎がイケメンだか美女だかでそれを庇う奴が多いんだが……」
四嶺 廂:「…」
若い刑事:「……お前は美女に急に採血されて、その後『黙っててね♡』って言われたら」
若い刑事:「黙るか……?」
四嶺 廂:「…そんなわけ、ないですよ。すごく怖いと思いますし、ちゃんと人に言います」
若い刑事:「だよなあ。でも……案外気持ちよかったりするのかな……」
若い刑事:「俺も献血とか行ってみようかな……血を採るって言ったらアレだろーし……」
若い刑事:パイプ椅子をガタガタさせながら、腕を組み天井を見上げる
四嶺 廂:「…こ、怖いこと言わないでくださいよ! ただでさえ吸血鬼ものの犠牲者が魅入られちゃってるの思い出してるんですから!」
若い刑事:「…………」
若い刑事:「……あ、もう帰って良いよ。お疲れ~」
四嶺 廂:「百歩譲って、どうせ美人さんを探すなら血を吸わない人のほうがいいです!おっぱいの奇麗な人!」力説!
若い刑事:「おっぱいの綺麗な美人で血を吸わない人って」
若い刑事:「ただの美乳美人だろうが! アホか! 全男性探し求めとるわ!」
四嶺 廂:「ですよね畜生!取り合いになったら容赦しませんから!」
若い刑事:「はーー! おまえ刑事のブランドナメんなよ! 離婚率もクッソ高いけどな!」
四嶺 廂:「とにかく、何かあったら支部までお願いします!それじゃ!」
若い刑事:「おう、頑張って事件を調べて解決してくれ。5秒で」
四嶺 廂:「これ結構時間かかるやつですよーだ!わかってるでしょ!」捨て台詞と共に退室!

GM:ではシナリオロイスを取ってください。"吸血鬼"だよ
四嶺 廂:"吸血鬼" 得体の知れない相手 〇好奇心/食傷
四嶺 廂:ジャームじゃないかもしれないヤツの相手は初めて!
GM:OKです。それではシーンを切ります。

◆ Opening 3 シーンプレイヤー:薊 奏

GM:登場ダイスをどうぞ!
薊奏:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+5[5] → 38



GM:君がその指令を受け取ったのは、学校でのことだった。
GM:『保護を要請してきた"ゴールドクラブ"セルと接触せよ』という(事務員を装った)連絡員からの説明と、ロッカーのカギ。
GM:曰く、このカギで開けられるロッカーに、接触のための手段があるらしい。場所は既に割り出し済みで、下校の道から少し外れた、ほとんど利用者のいないロッカースペースだった。
GM:空は薄曇り。君は一人下校路を外れ、そのロッカーの元へと向かう。辺りに人けはない。不自然なくらいに。
薊奏:「(FHセルからの依頼ですか……ウラがあるかもしれないですね)」警戒しつつロッカーに近寄る
GM:問題のロッカーの前までは、あっさりと辿り着けた。キーの番号、ロッカーの番号、一致している。
薊奏:「(とはいえちゃんとした任務なのですから、仕事はこなすのですよ、私は大人なので)」ロッカーの番号を確認し、解錠。
GM:扉は呆気なく開いた。中にあるのは、黒くてごついトランシーバーだ。小学生の片手には大きい。
薊奏:「……けいたいでんわ、ではないですね」
薊奏:とりあえず手に持っていろいろと眺めてみる
GM:君の見た限り、ロッカーの中身はそれだけだ。トランシーバー自体にも、妙な仕掛けはないように見える。
スーツの女性:「こんにちは、お嬢さん」
GM:だが、そんな風にしていると見慣れない女性がロッカースペースの入り口から声をかけてきた。
薊奏:「!」ちょっとビクッとして「……こんにちわ」
スーツの女性:人好きのする笑みを浮かべる 「それ、なあに?」
薊奏:「……しらない人とはあまりしゃべらないように言われてますので」警戒。
スーツの女性:「ふふ、そっか。ごめんね。小学生って言ったらそうよねえ」 一歩近づく。後ろ手に何か隠し持っている
スーツの女性:「でも、喋ってくれなきゃお姉さん困っちゃうなあ……いえ、喋ってくれなきゃっていうか」
スーツの女性:「それを渡してくれなきゃっていうか……」
薊奏:「あまり近づくと、大きな声を出しますよ」
スーツの女性:「出してみたら? この辺りにいた人は」 また一歩 「もう大体追い払ってるし」
薊奏:「……そうですか。」
薊奏:相手から見えないように魔眼を展開するぞ
スーツの女性:「だから、それを……」
スーツの女性:「……めんどくせえ。渡せガキ!」 さらに一歩踏み込んだ所で、女性が飛び出す。手にしたスタンロッドを君に向け、少しも躊躇わず振り下ろす
薊奏:振り下ろしたスタンロッドを、鉄の魔眼が防ぐ。
薊奏:「……これも、任務のうちなのでしょうか」
スーツの女性:「チッ、UGNのガキが! 小賢しいんだよ!」 スタンロッドを何度も何度も叩きつけてくる
スーツの女性:「ガキが、ガキがガキが!」
薊奏:「ずいぶんとらんぼうなのですね」魔眼が結集し、鉄の壁を形成する。
スーツの女性:「……急場凌ぎじゃねえー。防御能力者か。ならコレだ」
スーツの女性:女はスタンロッドをどこかに消すと、代わりにアサルトライフルを突き出してくる
スーツの女性:「これでテメエーがダメになるまで撃ち続けてやる! 弾なら無限に作れるからなぁ!」
薊奏:「あまり相手もしていられないのですが……」
GM:しかし、彼女が引き金を引こうとした瞬間、彼女は君ではなく逆方向を振り返って発砲する。
スーツの女性:「チッ!」
GM:降り注ぐ銃声! だがその狙いは女の方だ。女は活劇じみた動きでロッカーの影へ飛び込む。
薊奏:「……む」
支部員:「"サンクチュアリ"! 今です!」 そしてまた、別の女性の声
支部員:「敵はこちらが足止めします。あなたは安全な所に!」
薊奏:「たすかります」撤退!
GM:君、"サンクチュアリ"へ向けた『安全な所に行け』という言葉は、すなわち『支部へ迎え』という意味である。
スーツの女性:「クソッ、てめえ!」 背後から君へ向けた銃撃が数発!
薊奏:「それは、ききません」ガード!
スーツの女性:「くそっ、UGN! アタシらの裏切り者狩りを……!」
薊奏:「おいかけられるとめんどうですね」魔眼で壁を作り、その影に隠れて逃げます
GM:吠え声めいた女の声は、銃撃戦の音にかき消される。君がそうやってスムーズに逃げれば、その音もほどなく聞こえなくなるだろう。
薊奏:「(そういえばさっきのお方、お名前を聞きそびれましたね。あとでお礼しなくては)」
薊奏:というわけで支部にスタコラサッサします
GM:あ、ではその帰り道
GM:君が落ち着いた頃、ザザ、という音と共に、トランシーバーから何処かに繋がる。
GM:『……我々はFHの研究セル、"ゴールドクラブ"だ』 雑音まじりの声は、年老いた男のもののように聞こえる。無論、変声機等による加工の可能性もあるが
通信機の声:『……我々はFHの研究セル、"ゴールドクラブ"だ』 雑音まじりの声は、年老いた男のもののように聞こえる。無論、変声機等による加工の可能性もあるが
通信機の声:『ささやかながら、UGNへの情報提供を行わせてもらう。見返りに、我々の保護を願いたい』
通信機の声:『ただし、この通信は盗聴されているだろう。よって、具体的な合流地は教えられぬ』
薊奏:「!」操作方法がわからないのでとりあえず聞くだけ聞く
通信機の声:『――"吸血鬼"を、追え。お前たちなら、当然分かるであろう』
通信機の声:『その先に、私はいる』
薊奏:「……きゅうけつき……?」
GM:通信は終わり、ブツンと切れる。君の疑問に答えられる者は、まだいない。
GM:分かるのは、もう少し彼らに付き合う必要があるかもしれない、ということだ――
薊奏:「……よくわかりませんが、支部の方ならわかるのでしょうか」

GM:それじゃシナリオロイスをお願いします。"ゴールドクラブ"セルです
薊奏:保護対象/"ゴールドクラブ"セル/興味/猜疑心○ でシナリオロイス取得します。
薊奏:なんかあやしいけど気になる
GM:あやしいぜ……まあFHだからね
GM:ではシーンを切ります
GM: 
GM: 

Opening 4 シーンプレイヤー:柊 樹

GM:登場してください!
柊 樹:38+1d10 よいしょー!
DoubleCross : (38+1D10) → 38+7[7] → 45



GM:『しべり屋』
GM:街外れに店を構える、個人経営のカレーショップ。タガの外れた激辛カレーを提供することで一部界隈に知られている。
GM:昼下がり。君はその日も、しべり屋へと足を運び、一見普通のオレンジ色をした、サラサラとしたカレーを食べていた。
GM:もちろん、口に運べば舌に触れる前から痺れを感じるほどの辛味を帯びたそれは、言うまでもなく激辛の中の激辛である。
柊 樹:「......」黙々と、赤い海を匙で掬って口に運ぶ。
柊 樹:顔中に汗。目鼻から水。小さく、けれども粗くなる口呼吸。
柊 樹:舌の痛覚はとっくに閾値を越え、平皿の宇宙を形作る旨味達が男の脳髄にデンプシーロールをかける。
小金井 文:テーブルにラッシーが置かれる。そして、それを置いた店員が、君の正面の席へ
小金井 文:「……相変わらずすっごい汗」 呆れを隠さない声色で言いながら、君を見る
小金井 文:「なーんでそんなになってまで食べるのかな……」
柊 樹:「はふ」会釈を返して、ラッシーを一口。
小金井 文:小金井 文。この店の店員だ。セミロングの黒髪とおとなしそうな風貌をしているが、打ち解けた相手には結構遠慮ない。他に客がいなければ、店員らしく振る舞うことすら放棄する
柊 樹:「昔、中華料理屋で食べたことがありまして」
柊 樹:「カレーライスを」
小金井 文:「はあ」
柊 樹:「物珍しさで頼んでみたら、まさにこんな具合でして」目の前の危険食を手の平で指し示す
小金井 文:「中華も辛いやつは辛いですもんねー」
小金井 文:「あたし酢豚とかが良い……辛くないの」
柊 樹:「『五虎将軍』おすすめですよ」
小金井 文:「柊さんのオススメなら」 少し笑って 「絶っ対行きませんよ。辛いじゃないですか、絶対」
柊 樹:「美味しいんだけどなあ...」よく見たら眉がハの字に下がっているのが判る。ちょいがっかり。
小金井 文:「辛くないメニューがあったら良いですけどね」
小金井 文:「でもそれはそれで、結局柊さんのオススメは食べられない気がして。意味なくありません?」
柊 樹:「俺のオススメですか」ふむ。
小金井 文:「どうせ辛いんでしょ」
柊 樹:「スムージーとかどうです」
小金井 文:「えっ」 「辛いスムージー?」
柊 樹:「なかなか誤解が解けない...」苦笑しながら
柊 樹:「第10地区の、『果汁工房"吉良果庵(キラーカーン)"』。オススメです」
小金井 文:「キラーカーン……ふーん……辛くないスムージーのお店か」
小金井 文:ちらっと柊さんを見て 「好きなの?」
柊 樹:「好きですよ?」
小金井 文:「そうなんだ……」
小金井 文:「このお店の常連さんなんて、みんな味覚ぶっこわれてるものだとばかり……」
柊 樹:「人は見かけによりませんから」
小金井 文:「見かけっていうか食べてるものの話! 食べかけ!」 君のカレー皿を指差し
小金井 文:「そんな真っ赤な毒みたいなやつ食べて平気な顔して……」
柊 樹:「平気
柊 樹:※タイプミス
柊 樹:「平気ではないですよ、クセになっただけで」
小金井 文:「クセになるって! あーもー、そんな血みたいなやつを……」 頭を押さえ、じっと赤いカレーの皿を見
小金井 文:少し声のトーンを落とし 「……柊さん。"吸血鬼"って最近、聞きました?」
GM:回答は自由だ。が、君は少なくとも"吸血鬼"調査のために支部には呼ばれている。
GM:基本的な情報は知っているものとしてよい。
柊 樹:いい小休止になった。と一口食らいついた瞬間に、
柊 樹:「吸血鬼(ひゅうへふひ)」
柊 樹:咀嚼。飲み込み。
柊 樹:「最近、小耳に挟みますね」
小金井 文:「あ、柊さんも知ってるんだ。そんな汗だくなのに……」
柊 樹:「いよいよ社会性動物だとすら思われてない...」
柊 樹:「小金井さんは、どこでその話を?」
小金井 文:「ご、ごめんなさい! そういうワケじゃなくて……」
小金井 文:「女友達。イケメンだとかなんとかで噂になってるみたいなんですよ」
小金井 文:「それで、どのくらいの人が知ってるのかなっと。興味本位です」
柊 樹:「自分はまあ、職業柄ですかね」
柊 樹:「血を吸わないイケメン探しに精を出すよう、お友達に言っておいてください」
小金井 文:「ホントだよね。そこは、そーする。探したりするなんて」 苦笑しつつ頷き
GM:では、そんな辺りで君の携帯端末にメッセージ連絡が入る
GM:『"吸血鬼"調査に状態変更あり。至急第八支部へ集合せよ』 これは君だけでなく、同じく"吸血鬼"調査を任務とする薬師院さん、四嶺さんにも届くものです
柊 樹:「......」特に感慨も無く、伝言に目を通しています。
柊 樹:なんてことはない、もう一つの日常が顔を出しただけだ。
小金井 文:「お仕事ですか?」
柊 樹:あと2、3口ぶんのカレーライスを一息でかきこむ。
柊 樹:「正解です」申し訳なさげに笑う。
柊 樹:「お会計お願いしますね」
小金井 文:「いつもお疲れ様でーす。はいはい、お値段もいつもと同じ……」 ぱたぱたとレジへ走って行き、慣れた手付きで操作
柊 樹:汗を拭き、水を呷って。息を整える。
柊 樹:「また来ます」日常にしばしの別れを告げる。
小金井 文:「はーい。ありがとうございましたー」 ひらひらと手を振って見送る
小金井 文:「……お仕事か……」
柊 樹:いつもと同じようにお会計を済ませて、飴ちゃんも貰って。
柊 樹:「...さて、お仕事お仕事」いつも通り、職場へ向かいます。
柊 樹:10数年と続く、命を賭した
柊 樹:※タイプミス!
柊 樹:10数年と続く、柊樹の戦場へ。


GM:シナリオロイスを取得してください
柊 樹:小金井さんへ 安心●/恐怖 で。
GM:OKです。ではシーンを切ります!



Middle 1 シーンプレイヤー:薊 奏

GM:合流シーンです。全員登場してください
薊奏:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+3[3] → 41

四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+5(1d10->5)した →(侵蝕率:35->40)
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が9点上昇(侵蝕率:44->53)【登場判定】
柊 樹:45+1d10 そいや!
DoubleCross : (45+1D10) → 45+9[9] → 54

柊 樹:やばいやばい
薬師院 小夜子:PC内侵蝕値格差が始まった……!

GM:UGN第八支部 会議室
GM:"吸血鬼"調査の関連者と、その一歩先の情報を掴んだ君たちは、この部屋に集められた。
支部員:「"サンクチュアリ"、"ラクーンドッグ"、"フリートウッド・グラス"、そして"ワゴン・テラーズ"」
支部員:「ご足労いただきありがとうございます。まずは情報の共有ということで……」
支部員:「……飲み物とかいります?」
薬師院 小夜子:「毒入りじゃなきゃいただくよ」
四嶺 廂:「…ありがとうございます、大丈夫です」少し顔色が悪く、落ち着きがない。
薊奏:「お水でけっこうです」
柊 樹:「じゃ、自分も水で」
柊 樹:道中お茶請けでも買っておけばよかったなあ。
薬師院 小夜子:「……欲の無い連中を集めたもんだ。UGNも節約が必要なタイミングかい?」適当な椅子に腰掛けながら
支部員:「ホントは色々あるんですよ。オレンジジュースから1L2398円もする青汁まで……」
支部員:言いつつ、《ディメンジョンゲート》をつないでミネラルウォーターを4人分用意する
四嶺 廂:「…青汁」ピクリと反応する
薬師院 小夜子:「そこに食いつくのか……」
柊 樹:「青汁」
四嶺 廂:(…飲み損ねた。何があるかくらい聞いておいてもよかったな)
柊 樹:「...さて」
支部員:あ、ちなみにこの人はさっき薊ちゃんを助けた人です。真面目だけど強く押されると流されがちなことくらいしか特徴がない。
薊奏:「ありがとうございます。……さきほども、たすかりました」ミネラルウォーターを受け取りつつお礼
柊 樹:「"先程"?」
薬師院 小夜子:「……ここに来る前にドンパチやらかした、ってかい?」
薊奏:「ええ。こちらに来るとちゅう、おそわれまして」
支部員:「そうです。まずはそこからご説明しましょう」 薊ちゃんの後ろに立つ
四嶺 廂:「…この召集は、そこからですか」
薊奏:「……おねがいします」
支部員:「昨日のことです。"ゴールドグラブ"を名乗るセルから、この第八支部に連絡が入りました」
薬師院 小夜子:「こりゃあポップコーンとコーラを頼むべきだったかねぇ」
四嶺 廂:(…野球みたいな名前)
支部員:「彼らはFHの弱小セルであると自身を名乗り、まあざっくり言って、降伏するから助けてほしいと、そのような旨の連絡を出してきたのですね」
柊 樹:「ふむ」聞いたことが無い。
支部員:「ですが、FHのいわゆる裏切り者狩りのセルも彼らを狙って動いていて、ストレートに連絡を取ることができず……」
四嶺 廂:「それはまた…びっくりするくらい怪しいですね」
薬師院 小夜子:「受け入れる前に身内を確認しといた方が良さそうな案件だねぇ。おーい! 船を鎖でつなげとか言い出した奴はいないかー! ってさ」
支部員:「ひとまずの連絡手段として、通信機をとある所に置いておいたので、回収してほしいと。それを本日お願いしたのが、この"サンクチュアリ"です」
柊 樹:「それが、"吸血鬼"とどう関連が?」
薊奏:「はい。これなのです」通信機を置く
四嶺 廂:(…だよね。火を抱えて偽装投降してくるかもしれないんだ)
GM:今はウンともスンとも言わない
薬師院 小夜子:「……爆弾じゃねえだろうな」椅子から腰を浮かせて少し後ずさり
四嶺 廂:「いつどこで、これを?」
支部員:「その辺りの可能性は調査済みです。ちょっと内側に細工は入っていますが、普通の通信機ですよ」
薊奏:「さきほどかいしゅうして戻ったところなのです」
四嶺 廂:薊さんがあまりにも若いので内心(うわー、マジかこの組織…)みたいにドン引きしてます
薊奏:「とちゅうで一度、通信が入ったのですが……」
薊奏:「"きゅうけつきをおえ"と。」
四嶺 廂:「!」
薬師院 小夜子:「吸血鬼……」
薬師院 小夜子:「……ん? ちょっと待って、通信機を取りに行って、その最中に襲われた?」
薬師院 小夜子:「ってそりゃあ、こっちの行動筒抜けになってるんじゃねえのか……?」
四嶺 廂:「敵の数と武装は?」
支部員:「こっちの行動というか、ロッカーまでは特定されてたものかと思われます。ただ中身とカギは分からなかったので……」
支部員:「……それこそ爆弾かもしれないと思っていたから、手出しはできず。安全に中身を取り出した所で仕掛けたんじゃないでしょうか」
四嶺 廂:「…その子を、一人で行かせたんですか?」
柊 樹:「近いうちにまた出くわすだろうね」
支部員:「数はざっと10。ただ非オーヴァードも混ざってましたので、そちらも大した戦力ではないですね」
柊 樹:「ほぼ単独で回収任務に対応できたんだろう?」
薊奏:「これくらいの任務なら一人でもだいじょうぶなのですよ」若干ムッとした顔
薬師院 小夜子:「通信傍受、ってのはねえな。あれば、先にロッカーをやられてる。……向こうさんがロッカーにぶち込んだ所でも見られてたか……?」
支部員:「そうそう。元より彼女の能力・適性を考慮しての割り振りです。敵襲に対しては私たちも対応しましたしね!」
四嶺 廂:「あっ、ごめんなさい。そういうつもりじゃなかったんです。すごく大事な任務でしょうし…」薊さんに
薬師院 小夜子:「そこの丸っとした坊主の言うことだって当然だろうよ。人手を確保できるなら、人数を割いた方がいいのは当然だ」
四嶺 廂:(抜け者始末の粛清部隊が、非オーヴァード交じりの10人…? そんなことってあるんだろうか?)
支部員:「で、そうです。この通信機で受信した、"ゴールドグラブ"と思しき者からの連絡が、『"吸血鬼"を追え』ってことです」
薬師院 小夜子:「……しかし。敵さん、あんまりやる気じゃねえのかねぇ」
柊 樹:「というと?」>薬師院
薬師院 小夜子:「オーヴァード相手に非オーヴァードが戦力になるか? ワーディング一発でおしまいじゃねえか」
薬師院 小夜子:「私なら、どんな弱くてもせめてオーヴァードの端くれで人数揃えるぜ」
薊奏:「おそってきたのも、たいした相手じゃなかったのです」
支部員:「まあ、その辺りは《ワーディング》されなきゃ頭数になる程度じゃないですか。一応市街地でしたしね……あとは運転手とか、エンジニアとか」
柊 樹:「......それこそ」
柊 樹:「吸血鬼に操られていたりして」
四嶺 廂:ちょっと身震いする。先程の警察署での話を思い出したのだ。
薬師院 小夜子:「お嬢さん……ゴールドクラブセルの特性とか、そういう情報は手元にあるかい?」説明中の支部員へ首を向けて
支部員:顎に指を当て 「私的見解になりますが、『やる気がない』というのもありそうな話だと思いますよ。なにせこちらのデータベースにも名前のないセルですから」
四嶺 廂:「…あるかないかもわからないんですね」
支部員:「どこかのセルの子セルのさらに子セルとか……元のセルが瓦解したので一応セルと名乗ってはいるけど機能していないとか……? とは」
薊奏:「UGNに助けをもとめるくらいですから。FHといってもたいしたことないのかもしれません」
薬師院 小夜子:「ふん、つまり逆に言えば、〝痕跡も何もねえ〟ってことだ」
薬師院 小夜子:「んだよ、怖えじゃねえか。何も分からなえってのは一番怖いぜ、私は」
支部員:「データを洗えばもしかしたらどこかの書類の隅っこに名前が載ってるくらいはあるかもしれません」
柊 樹:「ですね。何にしたって、情報が足りない」
四嶺 廂:「名前を騙ってるかもしれないですし、そう名乗っている誰かがいることだけが確かだと」
支部員:「そういうことです。……で!」
四嶺 廂:「…吸血鬼に関しては、警察のひとに捜査資料を分けてもらっていました」
四嶺 廂:ファイルから中身を取り出す。会議室に集められる前にコピーも取ってきた。
支部員:「彼らが"吸血鬼"を追えと言ってきたので、"吸血鬼"調査に回す予定だったあなたたちも、今件に合流してもらうことになりました」
薬師院 小夜子:「で? ……って、おお、操作資料。そいつはありがたい、心が落ち着く話だ」
支部員:「四嶺くんはちゃんとしてますね」 うんうん頷き
四嶺 廂:というわけで、警察署で得られた情報を共有します。
薬師院 小夜子:共有されます。
薊奏:「しかし、"きゅうけつき"……ですか」資料をまじまじと見る
薬師院 小夜子:「……採血針だぁ?」
支部員:「採血針です……なんか吸血鬼っていうより採血鬼ですよね……」
薬師院 小夜子:「ただのSM趣味の変態じゃねぇか」
支部員:「事実に尾ひれが生えて伝記みたいになるのはよくあることではあるんですが」
四嶺 廂:「被害も小さいですし、量をそんなに取られているわけじゃなさそうなんです」
柊 樹:「尾ひれみたいな事実もあるもんですね」
薬師院 小夜子:「尾ひれみたいな事実、言い得て妙だな」ははっ、と軽く短く笑う
柊 樹:「それで」
支部員:「まあもともと、行為そのものよりそれを恐らくオーヴァードが行っていること、その目的こそが問題視されていましたので」
柊 樹:「これからどうしたもんですかね」
柊 樹:支部員のおねーさんに続きを促してみよう。
四嶺 廂:「正直、痴漢かなんかのレベルであって欲しかったですけど…話が大きいですよね」
薊奏:「"きゅうけつき"を追え、というのはこのひとでいいのでしょうか」
支部員:「調査ですね」 腕を組み 「基本的な情報は四嶺くんが持ち帰ってくれた通り。これに基づいて……」
支部員:「たとえば吸血鬼の出現を予測するとか、ねぐらを突き止めるとか、そういうことが考えられます」
支部員:「そうそう、最終的に"ゴールドクラブ"セルの元まで行ければ良いのです。……もし的外れだったら、というのはあーんまり考えたくないですけど……」
柊 樹:「そこ疑いだすとそれこそ五里霧中だ。ひとまずの当たりはその採血鬼くんでいいんじゃないかな」 >薊さん
薬師院 小夜子:「私たちはヘルシング教授かよ……あれ確か、誰か一人最後の方で死ぬんじゃなかったか……」やや引きつった笑みで怖がっている
薊奏:「そうですね。ともかく任務なのです」
四嶺 廂:「…どこから手を付けましょう?」
薬師院 小夜子:「うーん……」
薬師院 小夜子:「さしあたって、やっぱ調査じゃねえのか?」
支部員:「基本的な情報はあるので、そうなるとまあ……足ですね!」
薊奏:「もくげきじょうほう……を、集めるのですね」
薬師院 小夜子:「街の噂でも、裏の噂でもかき集める。吸血鬼なんてうさんくさい話、断片的にでも、どっかには転がってるだろ」
支部員:だいたい <情報:噂話> になるぞ、というニュアンスのことを喋る
柊 樹:被害者へ"直接の"聞き込み、トランシーバーの発信源追跡、噂話の追跡、etc
四嶺 廂:「あっそうか。警察ごしだとふるいで落とされてる情報があるんだ」
四嶺 廂:尊敬の眼差し。
柊 樹:「まあとにもかくにもドサまわりですね、根気強くいきましょう」苦笑い
支部員:「はい。ということで、結構当初とは違う方向になってしまったとは思いますが、皆さん頑張っていきましょう!」
薊奏:「がんばるのです」
薬師院 小夜子:「……あー、怖い怖い」
柊 樹:「ホラーは苦手ですか」
四嶺 廂:(ぼくも全然平気なほうだけど…『第八地区』で、『自由意思を奪われる』)
薬師院 小夜子:「ホラーもスプラッタも大嫌いだよ。バカな金髪が冒頭で死ぬような奴は特に」
四嶺 廂:(…ぞっとしないよ)
柊 樹:遊撃部隊だものね。


GM:ではシーンを切ります。ロイス・調達可
薬師院 小夜子:調達だー
薬師院 小夜子:何を取りましょうかな
四嶺 廂:PC間ロイスは保留。《援護の風》《ウインドブレス》乗せてブルーゲイルを購入。
薊奏:ロイスはどうしようかな、とりあえず保留しときます
薬師院 小夜子:ブルーゲイルかー
薊奏:購入はUGNボディアーマーで
薊奏:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[1,9] → 9

薊奏:だめ!以上
四嶺 廂:買えたら薬師院さんに渡します
薬師院 小夜子:ブルーゲイルよりはライフルを貰えると嬉しいかもしれない
柊 樹:3dx+1 応急手当キットチャレンジ!
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[2,2,8]+1 → 9

柊 樹:OK1
薬師院 小夜子:奏ちゃんの防具はこちらでどうにか買ってみる
四嶺 廂:じゃあそっちを優先で。スナイパーライフル、目標値19
薬師院 小夜子:では、クリスタルシールド、目標値25
四嶺 廂:7dx10+12>=19
DoubleCross : (7R10+12[10]>=19) → 10[2,5,8,8,9,10,10]+10[3,10]+2[2]+12 → 34 → 成功

柊 樹:つよいぜ!
薊奏:凄ェ
薬師院 小夜子:無形の影+
四嶺 廂:よしよし。たぶん「らあめん晩鐘」を薬師院さんに紹介してもらったのだろう。薬師院さんにパスします。
薬師院 小夜子:無形の影+コンセントレイト:ウロボロス
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:40->44)
薬師院 小夜子:コネ:手配師も使いましょう
薬師院 小夜子:10dx7+7
DoubleCross : (10R10+7[7]) → 10[1,1,2,4,6,6,7,8,9,10]+10[5,7,8,10]+10[2,7,9]+4[1,4]+7 → 41

薊奏:しゅごい
GM:これホントに最初のシーンの調達か?
四嶺 廂:幼女を守りたいという意思
薬師院 小夜子:裏情報網に手を回して特注サイズの盾を購入しました
薬師院 小夜子:あれ
薬師院 小夜子:薬師院 小夜子の侵蝕が6点上昇(侵蝕率:53->59)
四嶺 廂:(うう、きわどい格好の頼もしいお姉さんにヤバいお店に連れてってもらうって字面だけだとドキワク案件なんだけどなぁ…)
四嶺 廂:(まさかここまで血腥い体験になるとは)
薬師院 小夜子:おそらくラーメン屋の仮面をかぶったのれんの向こうでは、すねやら顔やらに傷持ちの強面がひしめいているのだろう……
四嶺 廂:ともあれご当地ラーメンも食ってパワーアップ!
柊 樹:傷持ちの強面か、なんておそろしい...
薬師院 小夜子:というわけでクリスタルシールドを奏ちゃんにプレゼント、ロイスはもうちょい保留で
薊奏:いただきます!
GM:OKです。他はもう大丈夫かな? それではシーンを切ります!
柊 樹:はーい!
薬師院 小夜子:次はパワーアシストアーマー(目標値60)を……
薬師院 小夜子:いえっさ


四嶺 廂:(風ブレスの素振りをする)

Middle 2 シーンプレイヤー:四嶺 廂

四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+2(1d10->2)した →(侵蝕率:44->46)
四嶺 廂:ニンニン!
GM:情報収集判定に進んでいく訳ですが……さきにちょっと判定について説明します。 とりあえず項目を出します。

GM:□ ミドルシーン進行
■ メイン判定
・目標 : "吸血鬼"の情報を集める。
・技能 : <情報:噂話>
・難易度9 : 最高達成値30
・プライズポイント : 0/9 (イベント発生タイミング:2,6,9)

■ サブ判定
・"ゴールドクラブ"セルについて <情報:UGNもしくはFH> 8


GM:このように、今回のセッションの判定はメインとサブに分けられます。メイン判定を進めることでお話が進みます。
GM:メイン判定については、指定した技能で判定を行ってください。判定した人全員の中からもっとも高い達成値を見て、達成値の10の桁+1がプライズポイントとなります。
柊 樹:ふんふん
GM:サブ判定は、やってもやらなくても話は進みます。ご任意でどうぞ。メインとサブ合わせて、判定ができるのは1シーンにつき1キャラクター1回までです。
GM:こうしてプライズポイントが特定値まで蓄積すると、シーンを切ってイベントが発生します。
四嶺 廂:…サブ判定に成功して、追加のサブ項目が出てきた場合
GM:今回の場合、イベント発生タイミングが2なので、情報:噂話で10以上出せば次のシーンがイベントになるよーってことですな。
四嶺 廂:まだそのシーンで判定を行っていない人が追加でそっちを調べたりできるかって、聞いて大丈夫なやつですか?
GM:今回のセッションに限って言えばそういう項目はないです!
四嶺 廂:ありがとうございます!
GM:もしあっても、これは基本的には次のシーン以降になるかなー、まあそんな感じで。
薬師院 小夜子:うっかり達成値80出しちゃうと一発で話が進んでしまうと……
薊奏:最高達成値というものがあるぜ!
GM:そこは「最高達成値30」でストッパーをかけているわけです。
柊 樹:噂話か、むずかしいぜ
薬師院 小夜子:あっ、ウカツ
GM:シナリオクラフト……叡智……
四嶺 廂:サブはきっちり抜いていったほうが良さそうですね。
四嶺 廂:ことによっては3回しかチャンスがないかも!
薊奏:最終イベント発生までには抜きたい感じですねー
GM:ではそういう流れも踏まえて、判定したい方は登場してください。質問あればいつでもどうぞ!
薊奏:41+1d10 でる!
DoubleCross : (41+1D10) → 41+7[7] → 48

薬師院 小夜子:出ておこう
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が7点上昇(侵蝕率:59->66)【登場判定】
柊 樹:54+1d10 出る!
DoubleCross : (54+1D10) → 54+2[2] → 56

柊 樹:おっけいおっけい
四嶺 廂:私はメイン判定に回ります。
薬師院 小夜子:周りの動きを見てから判定しよう
薬師院 小夜子:30くらいだと普通に出しかねない
四嶺 廂:なのでこう…先にサブ判定とか挑戦して頂けると…うれしい…
柊 樹:サブいきましょう!
薊奏:柊さんだめだったらサブのフォロー往きます
薬師院 小夜子:頼れる大人!
柊 樹:3dx+1 <情報:UGN>で判定
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[3,7,8]+1 → 9

薊奏:やったぜ
柊 樹:オッケーイ!
四嶺 廂:わーい!
薬師院 小夜子:おおお
GM:えらい
四嶺 廂:よし、もう動きます!
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:46->50)
GM:中身の開示は全部終わったらにします。判定どうぞ!
薊奏:では一応こちらも噂話で
薊奏:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[6,7] → 7

四嶺 廂:7dx10+8
DoubleCross : (7R10+8[10]) → 10[5,5,6,9,9,10,10]+9[1,9]+8 → 27

四嶺 廂:ざいさんは いちしか ないんだなぁ
GM:暴威
柊 樹:つよい
四嶺 廂:ちょ、ちょっとブレーキかけたいとかあったら言ってください…
薬師院 小夜子:ちょっと侵蝕がマッハ過ぎるのと、次回展開もあるし、こっちが一度素で振ろうかなぁと
薬師院 小夜子:ので、ブレーキは私は大丈夫かな、と思います
四嶺 廂:イエスマム!
薊奏:問題ナッシン!
GM:侵蝕率、意識していこう
薬師院 小夜子:ので、噂話を素振り!
薬師院 小夜子:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[4,8] → 8

薬師院 小夜子:+5かしら
薬師院 小夜子:あ、最も高い人か
薊奏:+3ですね
GM:ですね。参照するのはもっとも高い人のみです。
四嶺 廂:では、まだ学校に通っていたころに校舎裏とかに招待してくれたお友達の伝手とかを総動員して
四嶺 廂:ざーっと情報を集める!
GM:友達かなあ
GM:まずサブ判定の内容を開示しましょう。

GM:・"ゴールドクラブ"セルについて
UGNの情報を洗い直した所、名前だけが確認された。
既に壊滅した、軍事産業中心の"エルドラード"セルの子セル、"ゼブル"。
やはり壊滅している"ゼブル"の、さらに配下にあった4つのセルのうち一つが"ゴールドクラブ"セルである。
『有事の際の戦力提供』という名目の(比較的よくある)契約が結ばれていたようだが、これ以上の詳細は分からない。


柊 樹:孫セル?
GM:ということになりますね
GM:そしてメイン判定の結果はこちらです

GM:・"吸血鬼"の情報を集める
情報収集の結果、さらに以下のことが判明した。
・狙われるのは若く健康な女性のみ。風邪で寝込んでいた女性の元に"吸血鬼"が現れたが、何もされずにいなくなったという情報がある。
・"吸血鬼"の出現地域は第八地区を中心としているが、一度姿を現した区画にもう一度姿を現したケースは、今の所存在しない。
・"吸血鬼"に遭遇した者は皆、二階以上で窓を開けた、一軒家の個室で眠っていた。

四嶺 廂:ぶ、不用心!
四嶺 廂:空飛ぶ変質者に襲ってくださいって言ってるようなもんだよ!
GM:そんなものは普通想定されないんだよなあ
柊 樹:風邪うつされないようにしてるのちょっと面白い
薬師院 小夜子:「エルドラードの子セルの配下……遠いな」
薬師院 小夜子:「そりゃ情報なんざ、ロクにねえわけだ」
四嶺 廂:「エルドラード…」ここでその名前を聞くとは。
薬師院 小夜子:「……なんだい。縁深い名前?」
四嶺 廂:血と消毒液と、焼けた脂の匂い。「寒い」「怖い」「死にたくない」…耳にこびりつく苦悶の声、あるいは嗚咽。
四嶺 廂:「…いえ。なんでもありませんよ」
柊 樹:「四嶺くん、だっけ」
四嶺 廂:「…はい」
柊 樹:「その名前に心当たりがあるってことは、居合わせたのかい」
四嶺 廂:「事後処理だけですよ。あれが起きたときは第10にお世話になっていました」
四嶺 廂:「援護に行こうとしたんですけど、止められて。理由は言えないってことでした」
四嶺 廂:「む」着信。
柊 樹:そっか、と小さく返して。
柊 樹:「ん」着信に気づく。
四嶺 廂:「…うん、うん、なるほど? いやありがとね、そうやって纏めてくれるやつがいるとホント助かるよ」
柊 樹:電話越しに吸血鬼まわりの情報が集まったことになるのかな
四嶺 廂:「…前に言ってたあっちの件もそろそろ話を通しておくよ。 …そんな怖がんないでって。これからも、よろしくね?」
四嶺 廂:切ります。
四嶺 廂:集めた情報を共有して4人がかりでさっきの情報に辿り着いた感じで!!
GM:OKです。では一旦このシーンは切りましょう。
GM:相変わらずロイスと調達はして良い……調達して良いって言うの怖いんだけどまあ……
薬師院 小夜子:いぇあ
薬師院 小夜子:では調達を! ……奏ちゃんには何を貢ごう
薊奏:とりあえず応急だけ調達しとこう
薊奏:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[3,7] → 7

薊奏:だめじゃん
薬師院 小夜子:何か欲しい防具とかあります?
薊奏:こちらはガードしかしないのでなんでもOKですよ、他の人がなにか必要ならそっちで
四嶺 廂:パワーアシストアーマーチャレンジするならそっちに風回しますよ
四嶺 廂:自分では自動巡回ソフトか応急を買えばいいので
薬師院 小夜子:んでは、誰か欲しいものなどは
薬師院 小夜子:じゃあ、プロテクトアーマー目標値40で
薬師院 小夜子:無形の影+コンセントレイト:ウロボロス
薬師院 小夜子:8dx7+7
DoubleCross : (8R10+7[7]) → 10[1,3,3,4,5,5,7,9]+10[2,8]+10[10]+5[5]+7 → 42

四嶺 廂:アルティ執事服。
柊 樹:おっかねえ
四嶺 廂:7dx10+12>=20
DoubleCross : (7R10+12[10]>=20) → 7[1,1,1,1,3,6,7]+12 → 19 → 失敗

薊奏:マジかよすごい
薬師院 小夜子:薬師院 小夜子の侵蝕が6点上昇(侵蝕率:66->72)
四嶺 廂:財産1消費して購入。
四嶺 廂:柊さんにパス!
薬師院 小夜子:というわけでプロテクトアーマーも奏ちゃんに貢ぎます
柊 樹:お、ありがたい
薊奏:いただきます
薊奏:これ大丈夫?あとでなにか請求されない?
薬師院 小夜子:ドッジ-3 行動-2 装甲10 ガードの際に使用するとラウンド1回ガード値+3です
薬師院 小夜子:後で……
薬師院 小夜子:……………………
薬師院 小夜子:学校の水泳の授業の写真とか……?
四嶺 廂:犯罪だ!
柊 樹:おまわりさん
GM:もしもしポリスメン?
柊 樹:3dx+1 ブルーゲイルチャレンジ
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[2,5,10]+8[8]+1 → 19

柊 樹:mjd
薬師院 小夜子:すげえ
四嶺 廂:どうなってるんですかこのチーム
柊 樹:財産点1点消費して購入!
GM:うまくいく可能性があるからこそのチャレンジなんだよな
薊奏:金の力……
柊 樹:入用な人見学枠で教えてちょうだい。ひとまず自分用に。
GM:まだ戦闘の気配もないのに装備がガチガチだぜ……それではシーンを切ります


Middle 3 シーンプレイヤー:薬師院 小夜子

薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が9点上昇(侵蝕率:72->81)【登場判定】
薊奏:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+6[6] → 54

薬師院 小夜子:やべぇな
薊奏:YABAI
柊 樹:ひぇえ
GM:次の判定に進むためのイベントシーンですね。各自登場してください
薬師院 小夜子:調達系の消費うんぬんを抜きにしても登場侵蝕があかん!
GM:休む時は休むんだよ……!
四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+6(1d10->6)した →(侵蝕率:50->56)
柊 樹:56+1d10 登場!
DoubleCross : (56+1D10) → 56+5[5] → 61

薬師院 小夜子:せ、戦闘では奏ちゃんの後ろに隠れるので……


四嶺 廂:あ、ここ強制登場じゃないのか
四嶺 廂:休んでおけばよかった…
GM:今からでも休む?
四嶺 廂:…ありがとうございます。お言葉に甘えて!
GM:では侵蝕率戻しておいてね~
四嶺 廂:あとで風ガンッガン吹かせます


GM:"吸血鬼"に関する情報を集められるだけ集めた君たち。
支部員:それをまとめながら、支部員は腕を組んで考える。
四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を-6した →(侵蝕率:56->50)
支部員:「ここからどうするか……皆さん、ご意見はあります?」
柊 樹:「少なくとも風邪を予防できるだけの理性はあるみたいですね」
薬師院 小夜子:「適当な一軒家の二階にお嬢さんを寝かせて窓を開けとく」
薊奏:「おとりそうさ、というものですか」
柊 樹:[
薬師院 小夜子:「そうそう。扇情的なうっすいネグリジェ着せてよ、ベッドは窓のあたりに寄せといて」
薊奏:「でも市民のかたをきけんにさらすというのは……」
薬師院 小夜子:「市民じゃなくても、そこに、ほれ」と言って
薬師院 小夜子:支部員の方を親指で指し示す
支部員:「そこで私ですかぁ!? いえ、私は基本サポートなので……ゲームで言えばNPCといいますか……」
柊 樹:「成程」手を打つ。
薊奏:「……だいじょうぶです、いざというときはお守りしますので」
柊 樹:「此処はゲームじゃありませんし、貴女も欠かせない戦力です」
支部員:咳払いし 「うっすいネグリジェかはさておき、速度等を考慮すればそういう手を取るのが一番かとは思われます。幸い、現状で危険も見受けられないし……」
支部員:「あっあっ、本当に私がやる流れになりそうだ? なぜ?」
薬師院 小夜子:「まあまあ、良いじゃねえかよ。な?」と、立ち上がって距離を詰めていく。押せ押せモードだ
支部員:「うっうー……そう言われましても……いやホント私そういうのは……」
薬師院 小夜子:「あんたはちょっと横になってるだけ。私達は同じ部屋に隠れてれば、危ないこともない」
支部員:「……ということで、他の『若い女性』お二人に確かめたい訳ですが、どうですかね?」 薊ちゃんと薬師院さんに向け
薬師院 小夜子:「そっちの——奏ちゃんは、ちょっと吸血鬼相手には年が若すぎる気がしないかい?」
薬師院 小夜子:「いや、こう、世間一般のイメージ的に」
薊奏:「そ、そんなことはないのです、たぶん」
支部員:「被害者の最少年齢は9歳なので、そこは大丈夫かとは思います。ああでも、体格とか結構違うのかな? この年代だと……」
薬師院 小夜子:「……9歳、マジか。やべぇな吸血鬼」割とドン引きな顔になりつつ
薊奏:「わ、私も大人ですので……」
薬師院 小夜子:「だがまぁ、一番の理由は——」
薬師院 小夜子:「私が、あんたのそういう格好を見たいってとこかね」
柊 樹:「尾ひれ生えすぎてませんか吸血鬼」薬師院さんの頭頂部に軽い手刀を打ちつつ
薬師院 小夜子:「ごふっ」
支部員:「子供相手になんてことを……」
柊 樹:「私情はともかく、囮作戦は今のところだとアリなんじゃないですかね」
支部員:「実際、どう? 薊ちゃん、できる?」
薬師院 小夜子:「子供におかしな格好はさせられねぇしなぁ……」
薊奏:「……べつにおそわれたひとはへんな格好してたわけじゃないですよね?」
支部員:「そうですよ! 衣服については共通点はありません。あ、半袖っていうくらい?」
薬師院 小夜子:「だろうな。……資料抜けが有るとかじゃなきゃ」
柊 樹:「
薬師院 小夜子:「だがまぁ、服を脱がすわけでもねえだろうし、注射のしやすい格好ではあったんだろう」
支部員:「Tシャツとか夏用パジャマとかで良いんです。何がネグリジェですか!」
薊奏:「それであれば、だいじょうぶです。……任務ですので」
薊奏:「つかまえるのは、みなさんにおまかせしますが」
柊 樹:「大丈夫だ、任せてくれ」
柊 樹:薊さんに目線を合わせる。
支部員:「あ、囮は薬師院さんでも良いんですけど……分散しても意味はないですし、どちらか一人になりますか」
薬師院 小夜子:「囮なんかできるか! 怖いだろうが!」
柊 樹:「だ、そうです」
支部員:「それでさっき人に押し付けようとしたんですか……」 ジト目
薊奏:「(それを人にやらせるのはどうかと思いますが……)」じー
薬師院 小夜子:「ネグリジェで横たわるべっぴんさんが見たかったというのも嘘ではない」堂々と背筋を伸ばして
柊 樹:「そういう攻防戦はプライベートでやんなさい」
柊 樹:さて。情報判定かな
支部員:はあ、と溜息 「それじゃあ、後はそのために適切な場所探しですねー」
GM:ということでメイン判定が変化します
薬師院 小夜子:ほほう
GM:いや、ここは一旦シーンを切りましょう。ロイスのみ可
薬師院 小夜子:今のうちにPC間ロイス取っておこうかな
薬師院 小夜子:柊 樹 ○安心感/恐怖
柊 樹:おっ
薊奏:薬師院さんに信頼/憤懣○で取っておこうかな
薬師院 小夜子:薊 奏:○好意/恐怖
薬師院 小夜子:四嶺 廂 ○有為/恐怖
薬師院 小夜子:で
薊奏:とりあえず以上で!
柊 樹:今回は薊ちゃんに 有為◎/心配 で
柊 樹:以上!
柊 樹:購入もダイジョぶかな
GM:OKです。ではシーンを切ります
薬師院 小夜子:ロイスのみっぽいので


Middle 4 シーンプレイヤー:四嶺 廂

四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+1(1d10->1)した →(侵蝕率:50->51)
柊 樹:情報項目見てからインするか決めまする
GM:他のキャラクターも登場可ですが、またさきに判定項目を開示しましょう
四嶺 廂:お、トータルで期待値くらいに戻ったかな

GM:■ メイン判定
・目標 : 囮作戦に適切な場所を決める。
・技能 : <知識:地理、建造>等
・難易度9 : 最高達成値30
・プライズポイント : 3/9 (イベント発生タイミング:6,9)

■ サブ判定
・高性能発信器の調達 <調達> 12 (次のイベント後のメイン判定達成値を+10)
・血の調達についての追加情報 <情報:UGN> 10


GM:判定内容は以上です。ここは多少シーンかかるかなぁという想定でもある
四嶺 廂:こ、これは難しい…!
薊奏:むむう とりあえず出ます
薊奏:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+8[8] → 62

薬師院 小夜子:むむむ
柊 樹:サブのほう頑張るか...!
薬師院 小夜子:調達素振りの為に一応出よう……
柊 樹:61+1d10 出る!
DoubleCross : (61+1D10) → 61+10[10] → 71

柊 樹:ぎゃーーー!!
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が5点上昇(侵蝕率:81->86)【登場判定】
薬師院 小夜子:ま、まだこれまでよりは……!
薬師院 小夜子:サブの調達12を狙っていきます
GM:セルフコントロールしていってね……!
GM:各々判定をどうぞ!
柊 樹:調達は薬師院さんにお任せしてOK?
薬師院 小夜子:では今回、エフェクト無しでサブの調達を
薊奏:とりあえずどれでも同じっぽいし知識を一応振っておきますか
薬師院 小夜子:ですな、固定値7あるし財産あるし
四嶺 廂:ウインドブレスを自分に使うか柊さんに投げるか…!
薬師院 小夜子:3dx10+7 高性能発信器調達
DoubleCross : (3R10+7[10]) → 9[2,5,9]+7 → 16

柊 樹:こっちは財産点7点あるし大丈夫よ!
GM:コエーイ
薊奏:あ、じゃあこちらでサブの情報振ってみます
薊奏:柊さんに知識振ってもらったほうがいいかな
四嶺 廂:少年探偵みたいな澄ました顔をしているが 精神は1しかない
柊 樹:いや待て、知識だから精神が要るか
柊 樹:メインのほう振りまする。
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:51->55)
四嶺 廂:+5d、達成+9です!
薬師院 小夜子:強い
薊奏:3dx+1>=10 情報:UGNでサブを判定
DoubleCross : (3R10+1[10]>=10) → 10[1,2,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

四嶺 廂:対象は柊さん!
薊奏:あとはまかせた
柊 樹:承ったー!
薬師院 小夜子:情報もきっちりぶち抜いた
GM:すばらしい
柊 樹:10dx+9 メイン情報判定
DoubleCross : (10R10+9[10]) → 8[2,2,3,3,5,5,7,7,8,8]+9 → 17

四嶺 廂:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 8[8] → 8

柊 樹:えーと、財産点3点足せる?
GM:情報判定というか、知識判定ですね。これは財産点使用不可です
薬師院 小夜子:これなら次のシーンは、調達の+10があるから……20出ればクリアか
柊 樹:Oh...
柊 樹:ひとまず2点だ申し訳ない!
薬師院 小夜子:これで5てーん
GM:では成功したサブ判定について開示しましょう。

GM:・高性能発信器の調達
自然発生する静電気で布に付着する、超小型発信器の調達に成功した。
"吸血鬼"を捕まえられればそれもよし。仮に逃げられても、追跡はかなり容易になるだろう。


GM:・血の調達についての追加情報
"吸血鬼"という形に限らず、血をどこかから調達した、という観点で見た場合……
数ヶ月前、"吸血鬼"が確認される以前に、第八区域の病院から輸血用血液がごっそりと盗まれる事件が発生したことがある。犯人は不明。
その後病院は警備を大幅に強化し、以来盗難事件は発生していない。

また、この盗難が発生した時期は、第八地区で"V・B"と呼ばれた存在が出現し、薬師院小夜子他一名のUGNを襲撃した直後である。


GM:メイン判定のプライズポイントは5/9です。次シーンも引き続きこれに臨んでもらいます。
四嶺 廂:一気にキナ臭くなった
柊 樹:いったいなにものなんだ...VB...
GM:RPあればどうぞ! なければ行間でアレコレしたことになる……
四嶺 廂:「…ごめんなさい。こっち全部空振りでした」
薬師院 小夜子:「ご注文の通信機だ」と、大仰な箱を持ってきてテーブルの上に置く
薬師院 小夜子:発信器だった
薊奏:「……?これは……」吸血鬼の資料を漁っている
薬師院 小夜子:「静電気で布にくっつくとか言う、わけの分からん高性能。こいつがありゃルーマニアまで追いかけ回せるぜ」箱を開くとその中には、簡易の説明書と小さな小さな本体、それからケースが入っている
薊奏:「ありがとうございます。ところで薬師院さん、これなんですが」と、サブ情報を共有するぞ
薬師院 小夜子:「これで私の分の仕事は完了。その間、そちらさん達はどうだい。面白い話は見つかったかい?」
薊奏:「おなまえが見えたので。なにかごぞんじですか?」
薬師院 小夜子:「……おっ、なんだい奏ちゃん。何か聞きたいことが——」と、資料を横から覗き込んで、
薬師院 小夜子:「………………………………」
薬師院 小夜子:「……あぁ」
四嶺 廂:「…?」様子がおかしいので自分も見に行く
薊奏:「す、すみません。読めない字も多かったので……なにか」
柊 樹:「家探しはもう一息ってところだ、ぼちぼち休憩でも...」
薬師院 小夜子:「大した話じゃねえし、古い話だ」
薬師院 小夜子:「それに、関係があるかどうかも分からねえ。聞いてもしかたねえだろ?」
薬師院 小夜子:「別に私が血を吸われたわけじゃ——」
薬師院 小夜子:「————————」
四嶺 廂:呼吸や顔色を観察します。
薬師院 小夜子:椅子から立ち上がる。呼吸は速い。顔色は——蒼白と言うのが相応しいだろう。
薬師院 小夜子:小刻みな音が、鳴っている。
薬師院 小夜子:カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ、軽い金属質の音。
四嶺 廂:「…!」
薬師院 小夜子:左耳につり下がる二つのピアスが、下手くそな早引きのピアノのように、けたたましく音を鳴らしている。
四嶺 廂:「落ち着いて、大丈夫です。…今はこの話はやめにしませんか」
薬師院 小夜子:「——第八支部の再編に巻き込まれて、資料集めも大変かも知れねえが」
柊 樹:薬師院さんの前に、緑茶の注がれた湯呑を。
薬師院 小夜子:「〝私を〟検査したデータを……探せ」立ち上がった小夜子は、ふらふらと、部屋の扉に吸い寄せられるように歩いて行く。
薊奏:「は、はい」
薬師院 小夜子:「もしその時の私と、美木に、血を抜かれた形跡があれば……」
薬師院 小夜子:「吸血鬼は、数ヶ月前には——」
薬師院 小夜子:ばたん。
薬師院 小夜子:部屋の扉が力無く閉められて、ヒールの硬質の足音が遠ざかって行く。
薬師院 小夜子:……随分ゆっくりと、遠ざかって行く。
薬師院 小夜子:という感じでシーンから退出します
柊 樹:「...『馬鹿な金髪』ってそういうこと」
薊奏:「……すみません。なにか、まちがってしまったのでしょうか」
四嶺 廂:あとを追うかそっとしておくべきか判断が付かず、珍しくオロオロしている。こういう、人の心のセンシティブな部分に関する人生経験に乏しい。
柊 樹:手の付けられていない湯呑を見て呟く。
柊 樹:「大丈夫だ、薊さんのせいじゃない」
薊奏:「……はい」
四嶺 廂:「薬師院さんの、検査記録…」
柊 樹:「過去に何があったかはわからないけど、」
柊 樹:「伝言を残して出て行ったってことは、少なくとも途中で降りる気は無いみたいだ」
四嶺 廂:「当時の支部の研究部門のトップだった人が、第四支部に移ったそうです」
四嶺 廂:「連絡すれば何かわかるかもしれません」
柊 樹:「四嶺くんに任せていいかい?」
四嶺 廂:「…はい」
薊奏:「おねがいします」
柊 樹:「僕らは引き続き囮作戦の調整を...」と言いかけて周囲を見渡す。
柊 樹:「ちょっと休憩しようか」
柊 樹:「和菓子って、最近の子食べる?」
薊奏:「はい。……おせんべいとかは、好きです」
四嶺 廂:「お饅頭はこしあん。大福なら断然つぶあんです!」鼻息が荒くなる。
柊 樹:「お、元気になった」

柊 樹:年相応の顔が見えると安心するね。
四嶺 廂:「ほら、甘いものは別腹ってやつですよ」

GM:ではシーンを切りましょう。調達・ロイス可
薬師院 小夜子:私も調達回して大丈夫ですかね?(途中退出みたいな形になってますが)
薊奏:柊さんに信頼○/隔意でロイス取っておきます
四嶺 廂:薬師院 小夜子 降って湧いた美人の先輩 〇庇護/心配
GM:大丈夫ですよー
柊 樹:ウェポンケースとかいります?
四嶺 廂:私はもちろんスナイパーライフル!
柊 樹:スナイパーライフルなら宣言いらないのか。
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:55->59)
四嶺 廂:7dx10>=19
DoubleCross : (7R10[10]>=19) → 9[2,2,2,5,7,9,9] → 9 → 失敗

薬師院 小夜子:いぇい、では素振りでセーフハウス狙います、目標15
薊奏:応急手当!
四嶺 廂:くっだめか!
薊奏:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[4,8,8] → 8

薬師院 小夜子:3dx+7>=15
DoubleCross : (3R10+7[10]>=15) → 10[4,8,10]+10[10]+1[1]+7 → 28 → 成功

四嶺 廂:す、すみませんスナイパーライフル駄目でした…
薊奏:ヤッター 以上!
薬師院 小夜子:いえいえ、ライフル一つあるだけでだいぶ変わります故
柊 樹:徹甲弾いるかい
四嶺 廂:あ、達成値+12されるのまるっきり忘れてた
四嶺 廂:すごく普通に買えてる!
柊 樹:グレイト!
薊奏:ナイス
薬師院 小夜子:そして小夜子がふらりいなくなって少しした後、事前に手配してた情報屋から何か届く感じで
薬師院 小夜子:具体的に言うとセーフハウス使い切り、情報判定に1回達成値+1です
薬師院 小夜子:そして購入成功お見事……
GM:ライフルいっぱいコレクション
薬師院 小夜子:ライフル四丁!
四嶺 廂:(あ、即席ラーメンの袋のおまけがついてる。あとで作って持っていこう…)
柊 樹:4dx+1>=10 徹甲弾チャレンジ
DoubleCross : (4R10+1[10]>=10) → 10[3,3,8,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

薬師院 小夜子:とは言えメイン火力ではないので、後の調達は回復とかご本人向けに
薬師院 小夜子:っと
柊 樹:マイナーアクションで種別:射撃の攻撃で相手の装甲値を-5させてダメ算出できます。使い捨て。
柊 樹:あとで薬師院さんに渡そう。
柊 樹:ロイスは待機。以上で!
薬師院 小夜子:なんだかいたれりつくせり……!
GM:ではシーンを切りまーす


Middle 5 シーンプレイヤー:四嶺 廂
四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+7(1d10->7)した →(侵蝕率:59->66)
GM:ミドル判定を行うシーンは、基本侵蝕率が一番低い人が選ばれる訳ですね。例によって先に判定を開示しましょう

GM:□ ミドルシーン進行
■ メイン判定
・目標 : 囮作戦に適切な場所を決める。
・技能 : <知識:地理、建造>等
・難易度9 : 最高達成値30
・プライズポイント : 5/9 (イベント発生タイミング:6,9)

■ サブ判定
・数ヶ月前の襲撃についての情報 <情報:UGN> 9


GM:判定したい方はどうぞ。演出とかは次のシーンにまわしても大丈夫なので、話したいからと無理に出る必要はないぞ
薊奏:出!
薊奏:62+1d10
DoubleCross : (62+1D10) → 62+5[5] → 67

薬師院 小夜子:待機!
GM:判定を行う方は何をしたいかを宣言して判定したまえ……
GM:メインについてはこのシーンではファンブルしなければプライズポイント条件は満たせるぞ
柊 樹:待機していいかな?
四嶺 廂:どちらも気になるのです
薊奏:とりあえずメイン判定いきますかねー、多少マシのはず
四嶺 廂:では私はサブで
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:66->70)
四嶺 廂:この情報だけは確実に欲しい!
薊奏:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[8,10,10]+10[3,10]+7[7] → 27

薊奏:なんでや
柊 樹:ファーwwww
GM:ヒエ
薬師院 小夜子:what!?
四嶺 廂:8dx10+12>=9
DoubleCross : (8R10+12[10]>=9) → 10[1,2,6,7,8,9,9,10]+3[3]+12 → 25 → 成功

薬師院 小夜子:みたことない回り方しとる……
四嶺 廂:なんじゃああ!?
薊奏:パーフェクト……
薬師院 小夜子:奏ちゃん優秀……
四嶺 廂:…イベントが2つ同時に発生した!?
四嶺 廂:TAS動画じゃん!?
GM:というわけでメイン判定の目標を満たしましたね。開示します。^

GM:・囮作戦に適切な場所を決める
第八地区の中でも比較的高級とされる住宅地が条件に合致することがわかった。
そこには第八地区のセーフハウスの一つがあり、二階建てで、窓もある。条件を満たせるだろう。


GM:・数ヶ月前の襲撃についての情報
"V・B"とだけ呼ばれる存在による、唯一の襲撃例。夜間哨戒を行っていた薬師院小夜子と美木花緒璃が負傷した。
美木花緒璃は重傷、薬師院小夜子は軽傷を負い、どちらも治療・検査を受けている。
結論から言えば、血を抜かれたという痕跡はない。代わりに、現場には負傷に反して流血痕が少なかったと記録されている。
つまるところ、抜くまでもなく血は存在し、また回収されていたのだと推測できよう。


GM:というわけで、次のシーンは夜のセーフハウスで囮イベントだ。情報共有等は次シーン冒頭で良いかな?
四嶺 廂:イエッサー!
薊奏:ハイナ
薬師院 小夜子:あいあいさー
GM:ではシーンを切りましょう。ロイス・調達可
薬師院 小夜子:セーフハウスか……そういえば購入したセーフハウスを誰かに渡していなかった……
柊 樹:了解!
薊奏:購入特に狙うものなかったかな とりあえず応急で
四嶺 廂:どうしても必要そうなものは大体そろったし、ダイスボーナスもあるので素振りタイム
薊奏:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[2,6,8] → 8

薊奏:もう一個ゲット
四嶺 廂:薬師院さんはシュージャケとボデマだったらどっちがいいですか?
薬師院 小夜子:えーとルルブルルブ
薬師院 小夜子:ジャケットですかね
薬師院 小夜子:低装甲は奏ちゃんに守ってもらう!
四嶺 廂:3dx10+3>=13
DoubleCross : (3R10+3[10]>=13) → 9[2,7,9]+3 → 12 → 失敗

四嶺 廂:もう財産が無いので失敗!
薬師院 小夜子:残念!
GM:ではシーンを切ります

Middle 6 シーンプレイヤー:薊 奏

薊奏:67+1d10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+7[7] → 74

GM:囮作戦の決行ですね。全員の登場を推奨します
四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+8(1d10->8)した →(侵蝕率:70->78)
薬師院 小夜子:囮イベントならば出るしかあるまい
柊 樹:71+1d10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+10[10] → 81

薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が3点上昇(侵蝕率:86->89)【登場判定】
薬師院 小夜子:せふせふ
柊 樹:ちょっとーーー!!
薬師院 小夜子:1シーン休んだ分周りと数値が近づいてきた

GM:夜。住宅地内のUGNセーフハウス。
GM:きっちりとした生活感が演出されたその家宅のリビングに、君たちは集まっていた。
支部員:「はーい、今夜はカレーですよ~」 作戦会議、兼、夕食のためである!
薊奏:寝間着を着て待機しています
四嶺 廂:「やったー!カレー大好きです!」
支部員:「あんまりお腹いっぱいに食べるとアレですけど、辛いもの食べると眠気も覚めますしねー」
支部員:ということでちょっと辛めの配合になっています。一般的な視点から見れば
薬師院 小夜子:部屋の隅の方で壁を背に座ってます
四嶺 廂:(うっ、意外と辛い…!? いや大丈夫、このくらいならセーフ…!)
柊 樹:「...」テンションが上がると黙る男。今2杯目(多量の《隠し味》)を平らげました。
薊奏:「…………あの、甘口はありませんか」
薊奏:「お口がひりひりするのです……」
柊 樹:かわいいかよ
支部員:「う、どうですかね。カレーは辛くするのは簡単なんですけど甘くするのは大変なんだよなぁ……」
柊 樹:「牛乳買ってきます?」
支部員:「とりあえずカルピスでお口を優しくしてあげてください。ラッシーみたいなものでしょこれ」 薊ちゃんの前にカルピスが置かれる
四嶺 廂:「えっと…ルーをよけて、ご飯にちょっとだけ具をのっける感じにするとだいぶ食べやすいかもですよ」年下相手だが敬語
支部員:「牛乳で良いんですか? ドバッと?」 《ディメンジョンゲート》で飲み物はポンポン出せる
薊奏:「ありがとうございます……」カルピスをゴクゴクと飲む
四嶺 廂:「て、適量で…できれば乳脂肪濃いめのやつを」
柊 樹:「ステイステイ」ニッチな《ディメンションゲート》だな!?
薬師院 小夜子:「……バロールか」部屋の隅に留まったまま。食事には手を付けていない。
支部員:「高級なヤツですね。なるほどバターみたいなものかな……」 味をマイルドにしたものをあらためて薊ちゃんの前にお出しする。分量はちゃんとこども分量だ
柊 樹:「...カレーはお嫌い?」薬師院さんにそれとなく声をかけよう。
支部員:「そうですよー。こうして自室の冷蔵庫にストックした飲み物をお出しするくらいしか能はございませんが……」
薬師院 小夜子:「……今、何かを腹に入れたら、溶ける前に吐き出しそうだ」
支部員:「…………」
支部員:「……めちゃくちゃへこんでるじゃないですか。一体全体何事が?」
四嶺 廂:鞄の中にウィダーとスポーツドリンクを常備している。あとで渡しに行こう
柊 樹:カクカクシカジカで支部員ちゃんに伝えておこう。
薬師院 小夜子:「なんでもねぇさ。……気にかけてくれるなら、酒はあるかい」
支部員:「はあ……それでこんなに……私も以前の支部のことはざっくりしか把握していませんが……」
支部員:「お酒? 駄目に決まってるじゃないですか! これから作戦ですよ! ほら元気だして!」
四嶺 廂:既に食べ終えて牛乳を頂いている。

GM:食事と段取りの調整を終えた君たちは、作戦の開始までに、少しばかりの猶予を得た。
GM:静まり返った民家を演出するため、最低限のものを除き、電気は既に消されている。
四嶺 廂:四嶺は家の中にいない。窓の外の庭の隅に潜んでおくため、虫除けの網を設置している。
GM:皆はそれぞれ段取りを復習していても良いし、今後の準備をしても良いし……隣の仲間と話をしても良いだろう。
四嶺 廂:退路を遮断するのと、単純に女性の寝室に入るのは凄く落ち着かないためだ。
柊 樹:「こうなると一服もできませんね」隣の金髪に声をかけてみよう。
柊 樹:薊さんの寝ている部屋の隣かな。待機しているのは。
薊奏:ZZZ
柊 樹:かわいいかよ
薬師院 小夜子:「……煙草はやらねぇ。シガーキスに憧れるお年頃かい?」
柊 樹:「あら意外」
柊 樹:「付き合いで吸うことはありますけど」
柊 樹:「体質が体質なもんで、必要な時以外はさっぱりですね」
薬師院 小夜子:「臭いが染みつくと、嫌がられるんだよ」
薬師院 小夜子:「……何か用かい?」
柊 樹:「いや、確認です」
柊 樹:「仮に、件のV.Bが出てきたとして」
柊 樹:「貴女が撃てるかどうか。手元が狂わないかどうかの。念の為ですけど」
薬師院 小夜子:「……んなもん、やらねぇ内から分かるかよ」
薬師院 小夜子:「狂わせてやろうと思って撃つ、そんな馬鹿は滅多にいねぇ」
薬師院 小夜子:「ミスってのは、結果さ」
柊 樹:「そのミスの『芽』を、こちらとしては可能な限り摘み取りたいものでして」
柊 樹:「...今回は、子供もいる」
柊 樹:「いい大人の都合に巻き込まないよう、最低限のことはしたい」
柊 樹:「その為に必要なことがあるなら、俺からも協力させてくれ」
柊 樹:小さく、頭を下げる。
薬師院 小夜子:「必要なこと、か」
薬師院 小夜子:「なら聞くがよ、どうやって私の震えを止めてくれる」
薬師院 小夜子:「……あの名前を、たった二文字を見るだけで凍り付く腹の底を、どう溶かしてくれるってんだ」
柊 樹:「...」少し思案して、
柊 樹:「人の手を借りにいくのが2番目だ」分厚い手を差し出す
薬師院 小夜子:「なら、一番は?」
柊 樹:「薊さんも四嶺くんも、貴女の力になることをためらわないだろう。多分ね」
柊 樹:「その恐怖の大王とやらをブチのめすことだ」
柊 樹:「徒党でも組んでな」
柊 樹:※タイプミス
柊 樹:「折角だから、徒党でも組んでいくのはどうだろう」
薬師院 小夜子:「……………………」
薬師院 小夜子:「……言われねえでも、ブチのめすのは賛成だ。あれの死体をこの目で見ねえと、いつまで経っても安心できねえ」
薬師院 小夜子:「だが」
薬師院 小夜子:二丁のライフルを持った手を軽く掲げて
薬師院 小夜子:「生憎と、手は塞がってるんでね」
薬師院 小夜子:「給料分の仕事はするさ。そうでなきゃナンパもしてられねぇ」
薬師院 小夜子:「……一人で寝るのには、夜は暗すぎる……怖いんだよ」


GM:夜。
GM:薊ちゃんは一人、慣れないベッドの上で横になっている。開いた窓から吹き込むほのかな風が心地良い。
薊奏:若干うとうとしている
GM:……もし君の元へ来訪者が訪れたら、その時は薬師院さんが調達した発信機を取り付けるという段取りだ。これなら、最悪逃げられても後から追うことができる。
GM:もちろん、この場で取り押さえることができればそれが一番だが……
薊奏:「(ほんとうに、きゅうけつきが……くるのでしょうか……)」
GM:――ふわりと。
GM:君がそう思った直後、風に混じって慣れぬ甘い匂いを感じた。
薊奏:「……?」
GM:直後、部屋に差し込んでいた星明りが遮られる。ゆっくりと、布が風ではためく音。カーテンではない。さながらそれは、マントのような。
GM:何かが、部屋に入ってくる。甘い香りは強まる。香水か何かだろうか。君が意識を奪われるとか、そういうことはない。
薊奏:「(なにか、きた……これは)」
GM:その人影はベッドの上の君を見下ろす。気配と視線だけを感じる。影は動かない。何かを見定めんとしているかのように。
薊奏:目をつぶって寝たふりをしている
GM:……人影の気配が近づく。屈み込んだようだ。影は君の演技には気付かず、その腕を取る。
GM:その手は意外と小さい。細い指先で、君の腕をなぞる。
薊奏:「……!」
GM:少しひんやりとした心地は、君が注射を受けたことがあれば、針を差す前の消毒に酷似していると感じられるだろう。
"吸血鬼":「……すぐ終わるから」
GM:声は中性的だ。君は肌の表面に、先程とは違う金属の冷たさを感じる。
薊奏:「……っ、そこまで、です!」腕を振りほどこうとする!
"吸血鬼":「……!」 抵抗に驚き、手を引く
薬師院 小夜子:声を聞いた次の瞬間、扉を蹴り開けよう
薊奏:「(”はっしんき”を……!)」
薬師院 小夜子:でも部屋へ真っ先に飛び込んだりはしない
"吸血鬼":「なっ、起きて……家の人!?」
薊奏:ガバっと飛び起きて発信機を取り付ける!
"吸血鬼":"吸血鬼"の背丈は一般的な成人男性程度だ。声は先程よりも上ずり、どこか女性っぽく聞こえる
四嶺 廂:「話を聞きたいのはこっちのほうだよ」
四嶺 廂:窓を、別の影が塞いでいる。逆光で表情は窺い知れない。
"吸血鬼":「くっ!」 薊ちゃんを振り払う。本人は捕まえられそうになったの思ったのだろうが、発信機は確かに取り付けられた……!
薬師院 小夜子:「……忘れねえぞ」
薬師院 小夜子:「あの時、誰かが〝やめて〟って言ったんだ……」
"吸血鬼":「……ハメられたのか。いつかこんな時が来るだろうとは思ってたけど……」
四嶺 廂:「嵌める?面白い。君を嵌めたのはどこの誰?」
薬師院 小夜子:「あの時、美木は動けなかった。他の人間が近くにいた筈もねえ、なら……」
四嶺 廂:「…武器を捨てなよ。話してわかるなら手荒な真似はしたくない」
四嶺 廂:「そして。もし違うなら、容赦はしない」
"吸血鬼":「……」 薊ちゃんを見下ろす。薬師院さんの呟きを聞き、四嶺さんに向き直る
柊 樹:部屋の明かりを点けましょう。
"吸血鬼":「……FHの粛清部隊なら、こんなまどろっこしいことはしない。だったら……」
柊 樹:「だったら?」
四嶺 廂:明かりが点くと、窓に極太の金属ワイヤーが張り巡らされている。
柊 樹:その顔に見覚えはない感じ?
"吸血鬼":部屋の明かりが点灯し、柊さんを振り返る。"吸血鬼"の顔は絵に書いたような美青年のソレだ。しかし、柊さんを見るとその表情が揺らぐ
"吸血鬼":「UGN。……柊さんもやっぱりそうだったんだ」
柊 樹:「......」
薊奏:「……おしりあい、ですか」
柊 樹:「...甘口あるけど食べてく?」
"吸血鬼":ふ、と口の端に笑みを浮かべ、しかしそこからの動きは早い。黒球……魔眼による攻撃で、四嶺さんを吹き飛ばそうとする。
薊奏:可能であればガードしたい!
GM:よいよ! 全ては演出だ!
四嶺 廂:「!」窓枠を掴んでその場に踏みとどまろうとする。防御手段はないし、逃がすわけにもいかない…!
薊奏:ではこちらも魔眼を飛ばして相殺!
薊奏:「すこし、おちついてください」
柊 樹:《加速装置》で吸血鬼に飛び掛かろう。
"吸血鬼":「落ち着いて? そんなこと言われたって!」
"吸血鬼":「わたs」
"吸血鬼":「私が血を持ち帰れなかったら……ッ!」 柊さんに飛びかかられ、押さえつけられる
薬師院 小夜子:「持ち帰れなかったら、なんだ。化け物がブチ切れて暴れ出す、ってか?」組み伏せられた吸血鬼へ、二つの銃口を向ける。
四嶺 廂:(た、助かった…!)
四嶺 廂:薊 奏  年下の先輩 〇尊敬/まだこんなに小さいのに…
"吸血鬼":「化け物じゃない……!」 反論は感情的だ
薊奏:「"ゴールドクラブ"セル……ごぞんじですか」
薊奏:「私は、"きゅうけつきをおえ"と言われましたので」
薬師院 小夜子:「おい、私の顔を覚えてるか」
"吸血鬼":「吸血鬼を追え? ……ビビリのリーダーか。考えそうなこと!」 吐き捨てるように
四嶺 廂:「僕からもお願いするよ。どうか落ち着いてほしい」
"吸血鬼":薬師院さんの顔を見て、眉をひそめる 「……あの時の女の人。そう、それでそんなに」
薬師院 小夜子:「協力しろ。さもなくば、お前を拘束する」
薬師院 小夜子:「……血を持ち帰るなんてことが、絶対にできねえように」
四嶺 廂:「このまま意地を張っても、君はどうせおしまいだ。何かの事情でどうしても若い女性の血が合法裡に欲しいなら、UGNに一時凌ぎの伝手はある」
"吸血鬼":「……そうかもね。そうかもしれない。そうかもしれないけど……」
"吸血鬼":「『まだ』、終わってない!」
"吸血鬼":今度は自身を包むように魔眼を展開し、異常斥力を放って拘束していた柊さんを吹き飛ばします。
"吸血鬼":更に、その勢いのまま窓の外へと吹っ飛んでいく。《瞬間退場》です。
薊奏:「む……」鉄の壁を展開しようと思ったが、一足遅れる
柊 樹:「ぐッ...!」肉弾戦はそもそも柄じゃない。壁に叩きつけられる。
四嶺 廂:ただ張り巡らせただけのワイヤーにそれを止める力があるはずもない。外に出て逃げた方向を見送る。
薬師院 小夜子:「ちぃ……っ!」
柊 樹:「...発信機は?」
薬師院 小夜子:忌々しげに床を踏みならす。折角の、悪夢を絶つ機会だったのに、と。
薊奏:「つけられた……と思います」<発信機
四嶺 廂:(あの様子じゃ、捕まえても口を割らせるのは無理だったろうな…結果論だけど、泳がせて正解だろう)
四嶺 廂:「薊さん、怪我はしてませんか?」
GM:君たちの携帯端末を見れば、発信機がきちんと機能していることは分かるだろう
薬師院 小夜子:「ああ、ああ、全く腹が立つぜ……ありゃあ誰かさんのお知り合いか!? あぁ!?」だいぶ荒れた様子の八つ当たり
柊 樹:「じゃあ第一目標は達成だ、ひとまずはご苦労様...いてて」
薊奏:「私はだいじょうぶです。柊さんの方が」
四嶺 廂:「…」柊さんを見やります。
四嶺 廂:「わけを聞いて、大丈夫ですか?」
柊 樹:「いや、慣れてないことしただけ」突っ伏したまま、手をひらひらと振る。
柊 樹:「俺があの場でエフェクトを撃たなかった"わけ"かい?」
四嶺 廂:言葉を返さない。意味は伝わっているはずだ。
薬師院 小夜子:「……ことと次第によっちゃあ、銃口を向ける先が変わる話だぜ」
四嶺 廂:「あなたが無関係だったのは、わかります」
柊 樹:「内通も何も無いよ、あの子はカレー屋の店員だ。行きつけの」
四嶺 廂:「カレー屋…?」
薊奏:「おもてむきは一般の方、ということでしょうか」
柊 樹:「しべり屋って知ってる?」
四嶺 廂:怪訝そうな顔をします。激辛系の店には疎い。
柊 樹:「まあ、少なくとも俺にとってはそれだけ『だった』...『だった』になってしまったね」
柊 樹:のそりと起き上がる。
四嶺 廂:「…わかりました。追いましょう、発信器を」
柊 樹:よくある話だ。『無関係だ』と思っていたのはこちらの願望で。
四嶺 廂:「血をどこに『持ち帰って』いたのか、はっきりさせなくちゃいけない」
柊 樹:「ゴールドグラブと吸血鬼と...隣人トラブルと」
柊 樹:「いっぺんにケリを着けなきゃならない」
GM:ではシーンを切りましょう。ロイスのみ可
四嶺 廂:柊 樹  リーダー 〇同情/憐憫
薊奏:四嶺くんにとっとこうかな 信頼○/不安
柊 樹:「薬師院小夜子 連帯感◎/不信感」で!


Middle 7 シーンプレイヤー:薊 奏

薊奏:74+1d10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+3[3] → 77

GM:また先に判定を開示します。また、判定前にちょっと演出を入れます。

GM:□ ミドルシーン進行
■ メイン判定
・目標 : "吸血鬼"を追う
・技能 : <知覚>等
・難易度9 : 最高達成値30
・プライズポイント : 8/9 (イベント発生タイミング:9)

■ サブ判定
・裏切り者狩りへの対応 任意の攻撃を行い、20点以上のダメージを出す


GM:君たちが"吸血鬼"を追うべく動こうとすると、例の支部員が止めてくる。
支部員:「すみません! 支部からの情報なんですが……」
支部員:「昼間に交戦した、FHの粛清部隊……っていうんですか? が、どうやら動き出したみたいです!」
四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+9(1d10->9)した →(侵蝕率:78->87)
支部員:「このままだと横合いから乱入されて面倒なことになるかもしれません。対応をお願いします!」
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が10点上昇(侵蝕率:89->99)【登場判定】
支部員:とのことで、裏切り者狩りへの対応が追加されました。任意の攻撃で20点以上のダメージを出せばoKです
薬師院 小夜子:きゃぁ
GM:出るなぁ!
薊奏:ンンッ
柊 樹:ギリギリchop!
GM:ということで判定をお願いします
柊 樹:知覚か...!
薊奏:こちらはダメージ出せないのでとりあえず知覚判定します
四嶺 廂:クックック…私はウインドブレスを高速垂直リフト射出するだけの装置…
四嶺 廂:薊さんにます!
GM:実際残り値は1なのでファンブルしなければ良いんだけどね
柊 樹:ダメージはどうしよう。こっちはコスト9で24点確定ダメいけまする
四嶺 廂:じゃあ…風だけで!
薬師院 小夜子:マ、マルチウェポンを用いて裏切り対応……
四嶺 廂:《援護の風》四嶺 廂の侵蝕率を+2した
薬師院 小夜子:って柊さん出てたか!
四嶺 廂:+5dです!これでファンブルはしないはず!
薬師院 小夜子:ひっこんどきゃ良かった!
柊 樹:出ようか迷ってる!
薊奏:風……吹いている確実に
薊奏:9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 9[1,1,1,2,4,6,7,8,9] → 9

薊奏:あっぶ
柊 樹:せっふせふ
GM:メイン判定はこれでクリア!
四嶺 廂:そのまま白兵攻撃。
四嶺 廂:7dx10+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[3,3,4,4,6,6,9]+2 → 11

柊 樹:四嶺くんにお任せしよう。
四嶺 廂:2d10+3
DoubleCross : (2D10+3) → 7[2,5]+3 → 10

四嶺 廂:そ、そりゃそうか…!
薬師院 小夜子:マルチウェポンでの射撃攻撃!
薬師院 小夜子:3dx10+6
DoubleCross : (3R10+6[10]) → 10[1,6,10]+7[7]+6 → 23

薬師院 小夜子:3d10+21
DoubleCross : (3D10+21) → 17[5,6,6]+21 → 38

薬師院 小夜子:薬師院 小夜子の侵蝕が3点上昇(侵蝕率:99->102)
薬師院 小夜子:もうリザレない……
薊奏:守護らなければ
GM:問題なし! 裏切り者狩りは戦力を失った。もう出張ることはないでしょう。
薬師院 小夜子:助けて奏ちゃん!
柊 樹:よくがんばった...お前こそ戦士だ...

GM:・"吸血鬼"を追う
発信機の反応は、街外れの古いアパートへと向かい、そこで停止した。


GM:ということでここはサッとシーンを切りましょう。調達ラスト!
薬師院 小夜子:45くらいまでの商品で欲しいものある人ー
柊 樹:だいじょうぶでーい
薊奏:モウガッチガチなのでだいじょうぶ
薬師院 小夜子:じゃあ自分の分を何か……
薊奏:なんかブルーゲイルとか一応振るだけ振っとこう
薬師院 小夜子:リアクティブコート、目標値36買います
薊奏:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[1,7,9] → 9

四嶺 廂:エンゲージ対策でヘリとかどうでしょう
薊奏:だめ!以上
薬師院 小夜子:ヘリ……なるほど
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:89->93)
薬師院 小夜子:いやでも、私が上手く扱えなさそう
四嶺 廂:9dx10+12>=15
DoubleCross : (9R10+12[10]>=15) → 10[1,2,3,3,7,7,8,10,10]+9[4,9]+12 → 31 → 成功

薬師院 小夜子:やはりリアクティブコートで
四嶺 廂:ウォォォ装甲+10!攻撃力+3!
薬師院 小夜子:3dx10+7>=36
DoubleCross : (3R10+7[10]>=36) → 10[1,5,10]+10[10]+10[10]+8[8]+7 → 45 → 成功

薬師院 小夜子:は?
四嶺 廂:ざ…財産がまるまる残った!?
柊 樹:出目ェ!
薊奏:パネエ
GM:なんなんだ君ら
GM:ではシーンを切ります!
四嶺 廂:はい!


Middle 8 シーンプレイヤー:柊 樹

GM:全員登場可です。悪の拠点にたどり着くシーンですね。
柊 樹:81+1d10 ここがあの女のハウスね!
DoubleCross : (81+1D10) → 81+7[7] → 88

薊奏:77+1d10
DoubleCross : (77+1D10) → 77+9[9] → 86

四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+5(1d10->5)した →(侵蝕率:93->98)
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が8点上昇(侵蝕率:102->110)【登場判定】
四嶺 廂:では行くぞ…決戦のバトル・フィールドへ!

GM:第八地区外れ、古アパート
GM:支部員の運転する車に乗せられて君たちがそこにたどり着くと、その前には一人の老人が座っていた。
GM:薄っすらと明けつつある空を眺めているが、君たちに気付くと、そちらへ目を向ける。
老人:「……ようこそ。"ゴールドクラブ"、最後の血へ」
老人:「私がセルリーダー。"キヴエル"と名乗っておこう」
老人:落ち着き払ったその声は、薊ちゃんが通信機で聞いた声と同じだ。
薊奏:「その声は……あなたがこれを?」
"キヴエル":「その通り。どうやら何とかなったようだ」
"キヴエル":「……と言って、すぐに君たちの保護下に行ければよかったのだが」 視線を落とす
"キヴエル":「"ハームレス・バイト"は事ここに来ても意地を張るようだ……困ったものだ」
薊奏:「こんなまわりくどいことをした理由は、なんでしょうか」
"キヴエル":「そうだね。まずは話した通り、粛清部隊を撒くのが半分だ。さすがに私も、彼らの手にかかりたくはなかった」
"キヴエル":「そしてもう半分は……"吸血鬼"、と噂されている。"ハームレス・バイト"。あるいは小金井文」
"キヴエル":「彼女に諦めてもらうことだった。今のやり方では、限界がある。UGNがその気になれば、すぐに捉えられてしまうと」
柊 樹:「諦める?」
"キヴエル":「……一体のジャームがいる」
"キヴエル":「"ヴェリタス・ブラッド"。沸き立つ血の者。それは彼女の友人であり……私の孫娘だが」
柊 樹:「...還ってこれなかった」
"キヴエル":「"ヴェリタス・ブラッド"は常に血に飢えている。だが、"ハームレス・バイト"の加工した血を与えれば、大人しくしているのだ」
"キヴエル":「大人しくならなかった時のことは……君なら、知っているんじゃないかね」 薬師院さんを見る
薬師院 小夜子:「……ああ、ムカつくほどにな」
柊 樹:V.Bね...
"キヴエル":「もう終わりにしてもらいたいと思った。彼女には彼女の生がある。ジャームになった私の孫娘に付き合う必要などないと」
"キヴエル":「……UGNに追い込まれれば、そう思って貰えると思ったのだが。最後まで上手く行かん……」 くく、と自嘲敵に笑う
四嶺 廂:「…それはそうでしょう。追い詰められれば追いつめられるほど、そういう依存は強くなるはず」
四嶺 廂:「相手がジャームであれ、"ハームレス・バイト"がこちら側に留まっているよすがこそが貴方のお孫さんなのかもしれない」
"キヴエル":「そういうものかね。私には分からん。友情も、親近の念も。齢か、それとも悪事に染まりすぎたせいかは分からんがね」
"キヴエル":「……どうあれ、頼む。保護を。小金井文という、彼女を助けてやってほしい」
薬師院 小夜子:「簡単に言ってくれやがらぁ……」小刻みに肩をふるわせながら
四嶺 廂:「あなたは、どうするんですか」
"キヴエル":「UGNに委ねる。私はもう十分生き腐れた」
柊 樹:第8支部員さんに連絡して護送の手配をしようか。
四嶺 廂:「…そうじゃあない。お孫さんに、小金井さんに。当事者として、家族としてすることはこれのほかにもう何もないと?」
薬師院 小夜子:「……おい、じいさん」
薬師院 小夜子:「小金井だかは、そっちの老け顔のあんちゃんがどうにかする」
薬師院 小夜子:「あんたの孫は、どうする気だ」
"キヴエル":「ない。この身に一体何ができる」
"キヴエル":「……」 口元で手を組む 「ジャーム化は不可逆の変質だ。放置すれば、血に飢え続ける」
"キヴエル":「なるほど、"ハームレス・バイト"が血を与え続ければ多少はおとなしくなるかもしれん。……だが、それが失われればどうする?」
柊 樹:「...そういうことだ」
"キヴエル":「遅かれ、早かれ。……なればUGNへ委ねると、私に言えるのはそれだけだ」
薬師院 小夜子:「年寄りの余生に傷を残して楽しむ趣味もないが」
薬師院 小夜子:「FHがやってきた事ってのは、それだよ……」
柊 樹:爺さんのほかにセルメンバーはいないかな?
四嶺 廂:口をつぐむ。納得はできないが、人の尊厳への向き合い方は人それぞれだ。
GM:いなさそうですね。途中で脱落したと考えれば、そう不自然なことでもない
柊 樹:護送車の到着を確認してから、アパートへ向かいましょう。
"キヴエル":「……許されるなら、頭を刈って出家でもしたいくらいだとも」
四嶺 廂:どれほど歪であれ、目の前の人物はただそれをしているだけだということはわかる。
GM:護送については君たちを連れてきてくれた支部員が任されてくれます
薊奏:「……私の任務は、あなたたちのごえい、ですので」
薊奏:「できるかぎりのことはします」
柊 樹:「...そうだね」
"キヴエル":「頼むよ。済まないね」
柊 樹:「あと1人、向こうにいるわけだ」
"キヴエル":「地下だ。階段は庭の方から。……気をつけた方が良い」
"キヴエル":「今夜は、多分荒れている」
柊 樹:老人の言葉を背に、歩き出します。
柊 樹:薬師院さんに言った言葉が、こんなにも早く自分に返ってくるとは思わなんだ。


GM:シーンを切ります。ロイスのみ可
四嶺 廂:"吸血鬼"へのロイスを変更します。
四嶺 廂:吸血鬼  保護対象  敬意/〇諦念
柊 樹:小金井文へのロイスを変更します。  尽力◎/恐怖
GM:それではシーンを切ります
GM: - - -
GM: 
◆ Masterscene GM:――数年前
???:『大丈夫……』
???:『大丈夫だからね……絶対大丈夫だから!』
???:『ゆっくり呼吸して。手に集中して。分かる? 私が握ってるんだ』
???:『大丈夫……大丈夫。傍にいるよ。私がずっと傍にいる。友達なんだから』
???:『だから"そっち"に行ったりしないで……文!』

"ハームレス・バイト":……あの時。
"ハームレス・バイト":彼女は私のそばにいて、手を繋いでくれていた。人としての存在から離れゆく私を、つなぎとめてくれた。
"ハームレス・バイト":ただそれだけ。ただそれだけで十分だ。彼女と一緒にいる理由は。
"ハームレス・バイト":あそこで終わっていたはずの私を、続けさせてくれたのは、彼女なんだから。


GM: - - -

Climax シーンプレイヤー:柊 樹

GM:全員登場です。
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が10点上昇(侵蝕率:110->120)【登場判定】
薬師院 小夜子:だから……
柊 樹:88+1d10
DoubleCross : (88+1D10) → 88+2[2] → 90

薊奏:86+1d10
DoubleCross : (86+1D10) → 86+4[4] → 90

四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を+7(1d10->7)した →(侵蝕率:98->105)

GM:そう長くもない階段を降り、君たちはアパート地下の空間にたどり着いた。
GM:開けた空間には僅かな照明だけが灯り、そこら中に散乱した何らかの実験器具や資料などが目につく。
GM:君たちの標的も、部屋の奥にいた。一つは、人影。"ハームレス・バイト"、小金井文。
GM:もう一つは、明らかに人型でない異形。シュルシュルという奇妙な呼吸をしながら、文の後ろに立ち、赤い眼を光らせ、君たちを見ている。
小金井 文:「……リーダーから話は聞いた?」
柊 樹:「そうだね」
柊 樹:世間話でもしているように返す。
柊 樹:努めて、平常心を維持するように。
小金井 文:「……じゃあ、大体分かっての通り。それでも来たってことは、」
柊 樹:「そういうことだね」
小金井 文:「見逃してくれるなんてことは当然なくて……私も彼女も、止めに来たのよね」
"V・B":ヴェリタス・ブラッド。蛇のような異形のジャームは、ククク、と高い音を喉から漏らす。
柊 樹:「その通り」異形を見上げる。
柊 樹:「それが仕事だ」
薬師院 小夜子:「ちっ……ああ、ちくしょう、本当にいやがる……!」膝を震わせながら、しがみつくようにライフルを持っている。
小金井 文:「お仕事か……そうだよね。なんか普通の仕事じゃないとは思ってたけど」
小金井 文:「こうなるのか」 フー、と溜息を吐き
小金井 文:「……私は絶対に譲らない。たとえこの子がこんな姿になって、血に飢えて暴れるようになったとしても」
小金井 文:手を握りしめる 「友達だから。彼女をUGNには任せないし、UGNにはやらせない」
四嶺 廂:「じゃあ、誰にさせるの」
四嶺 廂:「そのひとを…ずっと、そのままにしておくつもりなの?」
四嶺 廂:「あなたの友達のその人は…前からそんなふうだったの?」
小金井 文:「そうだよ! ……彼女はまだ完全におかしくなりきった訳じゃない……飢えてさえいなければ人を襲ったりしない」
小金井 文:「そんな風だった訳ないでしょ! ……でも、変わったって友達であることに変わりはない」
小金井 文:「人間がオーヴァードになったら、その人間は全部の関係性をなくさなきゃいけないの? 違うでしょう。それと同じよ」
薬師院 小夜子:「……そりゃ、精神安定剤は手放せねえわな」
小金井 文:「……同じなのよ」
四嶺 廂:「同じ。そうかもしれない」
薬師院 小夜子:「一人になるのは怖えか」
四嶺 廂:「今、あなたが苦しいのと同じように」
四嶺 廂:「…たぶん。その人もずっと苦しんでる」
小金井 文:「……そんなことじゃない。この子に依存しているみたいに言わないで……私はこの子の手を握っていたいだけなんだから」
小金井 文:「それに、友達がいなくなることを怖がるのだって……当然でしょ? あなたたちは違うの?」
柊 樹:「...君が還れなくなったら」
柊 樹:「今度こそ、彼女は人を襲い始める」
薊奏:「ともだちがいなくなるのはつらいのです。でも、ともだちが人をおそうばけものになってしまったら」
薊奏:「私は、そっちのがいやなのです」
柊 樹:「これ以上、貶めるわけにはいかないだろう?」
薬師院 小夜子:「なぁ、聞いたか? 普通は〝こう〟だ」
薬師院 小夜子:「ダチが他人に憎まれる化け物になるよりは……ってな、どこかで折り合いを付けるもんなんだよ」
薬師院 小夜子:「……サヨナラが怖えからっていつまでも首輪付けてんのは、そりゃ依存だろう?」
小金井 文:「……ッだとしても!」
小金井 文:「私は、手放さない……手放せない! この繋がりだけは絶対に……」
小金井 文:「守る……!」
四嶺 廂:「…なら、それでいいよ。気の済むようにするといい」
GM:彼女の敵意のこもった《ワーディング》が広がる。身体の乾き、そのまま干からびそうな感覚を覚えるだろう。
四嶺 廂:「…一つだけお願いがある。その人の、本当の名前を教えて」
GM:衝動判定です。難易度は9!
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:105->109)
四嶺 廂:対象は薊さん!
薊奏:いただきます!
四嶺 廂:4dx10>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,5,6,10]+6[6] → 16 → 成功

柊 樹:6dx 衝動判定!
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[2,3,5,6,9,10]+10[10]+8[8] → 28

薬師院 小夜子:10dx10+1>=9 衝動判定
DoubleCross : (10R10+1[10]>=9) → 10[2,3,5,5,6,7,7,8,8,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

柊 樹:90+2d10
DoubleCross : (90+2D10) → 90+16[9,7] → 106

薊奏:7dx+9
DoubleCross : (7R10+9[10]) → 9[2,5,6,7,8,9,9]+9 → 18

柊 樹:ぎゃー!!
薊奏:90+2d10
DoubleCross : (90+2D10) → 90+9[5,4] → 99

薬師院 小夜子:120+2d10
DoubleCross : (120+2D10) → 120+7[6,1] → 127

四嶺 廂:109+2d10
DoubleCross : (109+2D10) → 109+10[5,5] → 119

薬師院 小夜子:こ、今回はセーフ……
柊 樹:奇跡みたいな出目
薬師院 小夜子:薬師院 小夜子の侵蝕が7点上昇(侵蝕率:120->127)
薊奏:逆に100行ってほしかった
小金井 文:文は自分の顔を拭うようにしながら、髪をかきあげる。するとそこには、君たちの見た"吸血鬼"の姿があった。《擬態の仮面》です。
"H・B":「……行こう。マキナ。あなたは好きにして。私が合わせて、私が守る……絶対に!」
"V・B":「キキ……キシッ……ィィ……!!」 《ワーディング》の気配に当てられたか、背後の異形もしゅるりとと姿勢を低めて戦闘態勢に入る!
柊 樹:「と、いうわけだ」皆に向き直る。
薬師院 小夜子:「ッチ、遺書の一つも書いておくんだったなぁ……部屋にあるもんは全て燃やしてくれ、ってよ!」ヤケになったように叫びながら、両手のライフルの銃口を怪物へと向ける。
柊 樹:「俺も、友人がいなくなるのは怖い」
柊 樹:「手を貸してくれ」
四嶺 廂:(…マキナ)目の前の相手。これから殺す相手の名前。
四嶺 廂:…記憶に留めて、未来に持っていく名前だ。不足はない。
薊奏:「私は、私の守るべきものを守ります。それが任務ですので」
薊奏:「柊さんのおともだちもですよ」
薊奏:「あと、あのおじいさんの依頼でもあります」
柊 樹:「...ありがとう、薊さん」
柊 樹:「...作戦行動、開始といこう!」
"H・B":「……絶対に守る。絶対にやらせない。絶対に……絶対に!」



GM:[PCs] -10m- [HB/VB]


ROUND 1
GM:セットアップです。何かありますか?
薬師院 小夜子:ありません
四嶺 廂:《フルパワーアタック》を使用します。
薊奏:ナイデース
柊 樹:《原初の黄:加速装置》。侵蝕106→108
柊 樹:行動値:3→11
四嶺 廂:《フルパワーアタック》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →+4
四嶺 廂:行動値が0に固定。白兵攻撃力+20。
GM:こちらはどちらもなし。それではイニシアチブ進行です。
GM:加速装置で早まった柊さん!
柊 樹:エンゲージを離れて5m後退。
柊 樹:薊さん、薬師院さんをお頼み申す。
薊奏:まかされた
柊 樹:セットアップ《永劫進化》! 侵蝕:108→111
柊 樹:メジャーアクションでコンボ:『起原艦隊』を使用!
GM:対象は?
柊 樹:敵エンゲージ!
四嶺 廂:マシラは噛ませない感じですか…?
GM:うむ。現状コンボ名だとその辺が分からないので宣言はちゃんとしてね!
柊 樹:おっと
柊 樹:コンボ内訳は《エクスプロージョン》《ツインバースト》《オーバードーズ》《原初の赤:サイレンの魔女》《原初の白:マシラのごとく》!
柊 樹:侵蝕:111→134
薬師院 小夜子:単体狙いの超火力!
四嶺 廂:どっちだ…どっちから落とす!
柊 樹:V.B!
GM:良いでしょう。判定どうぞ!
柊 樹:2dx+6 ドッジ不可、装甲無視!
DoubleCross : (2R10+6[10]) → 5[4,5]+6 → 11

GM:で、ガードするしかない訳ですが、VBはそれをしません
"H・B":《崩れずの群れ》でV・Bをカバー。更にガードで《グラビティガード》+《スプリングシールド》を使用します。
柊 樹:だろうね!
GM:ダメージをどうぞ。
柊 樹:2d10+123
DoubleCross : (2D10+123) → 3[2,1]+123 → 126

GM:また初手からそんなダメージを……耐えられる方がおかしいでしょ!
"H・B":戦闘不能。即座に《アクアウィターエ》を自身に使い、HPを30まで回復します。
柊 樹:めいっぱい息を吸い込み、人類の可聴粋外の周波数の遠吠えを放つ。
柊 樹:「────────」それを合図に、柊樹の『硝子の樹海』は発現する。
柊 樹:対象の体内に根付き、瞬時に成木まで成長を遂げて身体を突き破る人体発"芽"現象だ!
"H・B":「……危な……い!」 その攻撃を、視線や動作で予期し、"V・B"を弾き飛ばして自身が受ける
"H・B":その一撃は確かに通用した。本来ならば動けるはずもない傷を受けている。だが、その傷は塞がり、発芽したはずの植物が、枯れていく
柊 樹:「ぐ...がっ...!」極小なれど無数の異星の門をこじ開ける能力。当然自身の負担も計り知れない。
柊 樹:「露払いにしては割に合わないな...!」
"H・B":「……何、今の。信じられない……どうやったの? ……何度もやれる?」 痛みと、恐らくは内側から湧くレネゲイドウィルスの昂揚から、彼女は痛々しげに表情を歪める
"H・B":「私は払われてなんかあげない。……まだ私はやれる!」
柊 樹:こちらは以上だい1
GM:では次、薬師院さん。行動どうぞ!
薬師院 小夜子:リアクティブコートで行動値が-2なので今7です!
薬師院 小夜子:故、8のVBか奏ちゃんのターン
四嶺 廂:あっ、マイナーで着るのかと思ってた
薊奏:こっちもプロテクトアーマーで-2されていますね
GM:二つあるイニシアチブ値のうち、どちらが正しいかというのは難しい問題だ……
薊奏:というかこの「イニシアチブ」「修正値」の書き方が紛らわしくて
薊奏:「イニシアチブ」の方の数値が参照されるんスよね
GM:ですね。ソートは左のイニシアチブ値によって働いているようなので、基本的には左の値を正としてください
薬師院 小夜子:じゃあここで一度、左の値を現在値に揃えますか
柊 樹:ういうい
"V・B":ではV・Bが動きます。
薬師院 小夜子:わー
"V・B":マイナーで《炎の加護》+《氷の回廊》。君たちのエンゲージへ移動し、《コンセントレイト:サラマンダー》+《焦熱の弾丸》+《プラズマカノン》+《紅の刃》
GM:対象は薬師院さん、薊ちゃん、四嶺さんの三名です
GM:13dx7+3
DoubleCross : (13R10+3[7]) → 10[1,1,1,3,4,4,4,5,6,6,8,9,9]+6[2,3,6]+3 → 19

四嶺 廂:あっエンゲージ切れてましたね!
薬師院 小夜子:なんか範囲が広いぜ! 怖い!
薊奏:ワンチャンある数字
GM:なんだその腑抜けた達成値は……! リアクションどうぞ!
薊奏:回避できなかったらカバーします
薬師院 小夜子:と、とりあえずドッジを試します
薬師院 小夜子:4dx10
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[3,6,8,8] → 8

四嶺 廂:ちょっとだけ思考します
薬師院 小夜子:そりゃあね!
四嶺 廂:ドッジ。
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:123->127)
四嶺 廂:14dx10+10
DoubleCross : (14R10+10[10]) → 10[1,1,2,3,4,5,7,7,7,9,10,10,10,10]+10[1,4,5,10]+1[1]+10 → 31

四嶺 廂:回避!
柊 樹:ひえぇー!
薊奏:では《崩れずの群れ》で薬師院さんをカバー、コンボ「アイアンシェル」+クリスタルシールド+プロテクトアーマーでガードします
GM:OKです。ダメージ出します
GM:2d10+44
DoubleCross : (2D10+44) → 18[9,9]+44 → 62

GM:諸々有効
薊奏:62-8-4d-15-10
DoubleCross : (62-8-4D6-15-10) → 62-8-19[6,4,6,3]-15-10 → 10

薊奏:10ダメージ受けます。あと《暗黒螺旋》!
薬師院 小夜子:か、硬い……!
柊 樹:ご立派ぁ!
GM:ヒェ……カバーリングしてるから2倍してね!
薊奏:15ダメージを返します!
薊奏:受けるダメージは20ダメージですね!生存!
GM:なんで痛み分けみたいになってんだ!
薬師院 小夜子:沢山貢いで良かった……!
四嶺 廂:あったぶん侵蝕で20返しになってる
四嶺 廂:マジで痛み分け!
薬師院 小夜子:わぁーお
薊奏:ですね!
薬師院 小夜子:さすが金属甲殻を持つ生物……
"V・B":頭を低くした状態から、左右に身体をワインドさせ……突如の急加速。
薊奏:侵蝕は99→104→107
"V・B":全身から煮え滾るような蒸気を発しながら、君たちの元に飛び込んでくる。
四嶺 廂:「…!」狭い。避けられない。いや!
薬師院 小夜子:「ひっ……!」腹をくくったつもりでいても、その動きを見れば思い出す。身が強ばる。喉が悲鳴にもならぬ声を出す。
薊奏:「……!」その様子を見て、薬師院さんの前に魔眼を展開。
四嶺 廂:壁を、天井を、縦横に蹴って飛び移る!そこらじゅうに砂埃が舞い、モノが散らばる!
"V・B":その攻撃動作は狙いを定めたり、何かを企図したようなものではない。ただ純粋な本能に寄る暴力。敵を倒そうとするだけの突撃だ。
"V・B":しかしながら、その体長と、身体のいたる所から突き出た管のような器官、そこから吐き出される超高熱の蒸気は、たとえオーヴァードであっても人体に対しては恐るべき破壊力をもたらす!
薊奏:「く……っ!」魔眼を鉄の鱗に変え、鉄の盾を、鉄の壁を生み出すが、単純な質量に押される!
四嶺 廂:「うわわわわ!」最初の蒸気のひとすじを紙一重で避けたところで、その姿が煙に隠れ見えなくなる。
柊 樹:「...次が来る」
柊 樹:[
柊 樹:「薬師院さん、構えて!」
薬師院 小夜子:「こんなもん……食らってられるかよ……」
薊奏:「このくらいでは……まけない、のです!」鉄の盾が砕ける。だが、その砕けた破片はV・Bの体に突き刺さる
薬師院 小夜子:仲間の背後にいたが故、その攻撃を受けはしなかった。が——間近にその威力を見れば、背筋も心胆も凍り付く。
"V・B":「グゥィ……1!」
"V・B":唸りと、どこかすすり泣くような音が入り混じった声を上げながら、薊ちゃんを赤い双眸で見下ろす
GM:というわけで次は薬師院さんの行動です。どうする?
薊奏:「攻撃は……私がぜんぶふせぎますので!」「だから、しっかりしてください!」
薬師院 小夜子:ここは盾役を潰しておきたいところ故
薬師院 小夜子:マイナー、徹甲弾!
薬師院 小夜子:メジャー、マルチウェポン+ヴァリアブルウェポン+無形の影+コンセントレイト:ウロボロス!
薬師院 小夜子:武器指定は装備二つに加えて所持しているスナイパーライフル二つ、対象はHBです
GM:ヒッ……判定どうぞ!
薬師院 小夜子:10dx7+6
DoubleCross : (10R10+6[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,5,8,9,9]+10[4,4,8]+2[2]+6 → 28

薬師院 小夜子:びっ……みょう……
GM:ガードします。《グラビティガード》+《スプリングシールド》。ダメージどうぞ!
薬師院 小夜子:3d10+43
DoubleCross : (3D10+43) → 23[10,4,9]+43 → 66

柊 樹:固定値ィ!
薬師院 小夜子:装甲は-5判定、更にダメージ入ればラウンド中のあらゆる判定ダイスを-3!
薊奏:あなたが言います!?
四嶺 廂:酷い
GM:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 7[3,3,1]+10 → 17

薬師院 小夜子:薬師院 小夜子の侵蝕が12点上昇(侵蝕率:127->139)
GM:装甲12だが-5されて7、素ガード値8、しめて-32。で、復活HPは30
GM:つまりムリです。これで戦闘不能!
薊奏:やったぜ
薬師院 小夜子:「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょうが……邪魔しやがってえええぇっ!」
薬師院 小夜子:あれから考えた。ライフル二つでは、火力が足りない。だが、自分の能力は火力向きではない。
薬師院 小夜子:なら、どうする?
薬師院 小夜子:A:武器の数を倍にすればよい。
薬師院 小夜子:「こいつがノイマン流の、最ッ高に頭の良いヤり方だああああぁっ!」両手のライフルを乱射——弾切れの瞬間、お手玉のようにそれを放り投げ、
薬師院 小夜子:すかさず背負う、また別の二丁に持ち替えて乱射。
薬師院 小夜子:単純計算だ。弾数が倍なら威力も倍。鉛の暴風が吹き荒れる。
薬師院 小夜子:以上
"H・B":「ぐっ、うっ、ううう……!」 嵐の如き弾丸を、魔眼の盾と生来の防御力で防ぐ、防
"H・B":……だが破壊の力がその防御力を上回る! 魔眼は弾けるように吹き飛び、"H・B"の進退は耐えきれず宙に舞った
薬師院 小夜子:「は、はぁ……っ、は、立つんじゃねえぞ、絶対によぉ……!」
"H・B":「マキナ……!」 最後にその名を呼び、倒れ、動かなくなる。戦闘不能です
GM:では次、薊ちゃんの手番です。どうする?
薊奏:ウーン
薊奏:一応クリスタルシールドで殴っとくか……?
薊奏:まあいいや、待機します
GM:メジャーで雑な暴力を振るうタイプ~
GM:OKです。では四嶺くん!
四嶺 廂:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:127->131)
四嶺 廂:8dx7+2
DoubleCross : (8R10+2[7]) → 10[2,4,4,6,6,8,9,10]+10[1,4,7]+10[7]+10[8]+1[1]+2 → 43

四嶺 廂:風噛んでないのになんだこの出目
GM:ドッジ院!
GM:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,1,4,5,7,7,10,10]+10[7,10]+1[1]+2 → 23

GM:ちっ。ダメージどうぞ!
四嶺 廂:5d10+29
DoubleCross : (5D10+29) → 25[5,4,8,5,3]+29 → 54

四嶺 廂:装甲その他諸々有効です。
薊奏:ドッジも回っとる
GM:OKです。それなりに食らう
四嶺 廂:…煙の中で、"V.B"のそれとは違う硬質で細いヒモ状のものが
四嶺 廂:ざん、と薙ぎ払われる。
"V・B":攻撃を受け止める、という真似はしない。反射で飛び上がり、来たる攻撃を躱そうとするが
"V・B":四嶺くんの攻撃の方が早い! 確かな一撃が入る。
四嶺 廂:…煙が薄れ、中から体の大きな少年がまろび出てくる!蒸気の噴射孔の寸を詰め、指向性を弱めたのだ。
四嶺 廂:「…あっちちち!」金属ワイヤーの熱伝導率は高い!
GM:では全員行動したのでクリンナップですね。特に何もなければセットアップに移りますよ
薊奏:ないでーす
四嶺 廂:…どうぶつに油断の2文字はない!
柊 樹:クリンナップなし!
薬師院 小夜子:ないです
四嶺 廂:《フルパワーアタック》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →+4
四嶺 廂:セットアップ宣言は以上です!
柊 樹:セットアップで《加速装置》。
柊 樹:侵蝕:134→136
薬師院 小夜子:セットアップも無し!
GM:今回"V・B"はEロイス《血の焦がれ》を使います。対象は全員ですが
四嶺 廂:あっすみません普通にクリンナップとセットアップがごっちゃになってました!
GM:このEロイス、普通に事故が怖いので、効果を読み替えて2dではなく1d+5にします。というわけで振るよー
GM:1d10+5
DoubleCross : (1D10+5) → 9[9]+5 → 14

GM:はい、全員14点失ってください。薊ちゃんが残り6点なので、計48点HPを回復します
四嶺 廂:四嶺 廂のHPを-14した →(HP:31->17)
薊奏:ウヒー
薬師院 小夜子:薬師院 小夜子は14点のダメージを受けた (HP:29->15)
薊奏:自分の力のロイスを昇華して復活します
薬師院 小夜子:さっきのほぼ回復されたみたいなもんか……!
薬師院 小夜子:もしかして奏ちゃん、メジャーは応急手当キット使えば良いのでは
柊 樹:厄介! HP:26→12
"V・B":君たちの元へ飛び込んできた"V・B"は、辺りに撒き散らした蒸気を吸収し始めた。それらは君たちの生命力を吸い取り、自分のものへと還元していく
薊奏:戦闘中は使えないのです
薬師院 小夜子:って戦闘中は無理だっけ
GM:応急手当キットは戦闘中はムリなのだ
四嶺 廂:あれ戦闘中使えないのです…!
薬師院 小夜子:次からは戦闘中に使える奴の購入も視野にいれよう……!
薊奏:成長したら回復エフェクト積もう
GM:ではイニシアチブに写っていきます。柊さん!
四嶺 廂:暗黒螺旋するなら孤独の魔眼とかもお勧めですよ‥‥!
薊奏:この戦闘を切り抜けて圧倒的成長
柊 樹:OK!
柊 樹:メジャーで《エクスプロージョン》《ツインバースト》《オーバードーズ》《原初の赤:サイレンの魔女》!
柊 樹:侵蝕:134→150
GM:判定どうぞ!
柊 樹:8dx+6 判定! ドッジ不可装甲無視!
DoubleCross : (8R10+6[10]) → 8[2,2,3,5,6,7,7,8]+6 → 14

GM:ガード値はない。ダメージを出したまえ!
柊 樹:2d10+50 D算出!
DoubleCross : (2D10+50) → 11[1,10]+50 → 61

GM:固定値
柊 樹:だがこれで打ち止め...!
GM:とはいえまだ生存です。さっきの回復が効いてるぜ~
柊 樹:あとは頼んだっぜ...!
GM:演出等なければ次の手番に移りましょう。"V・B"が動きます。
GM:マイナーで《炎の加護》、メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》+《焦熱の弾丸》+《プラズマカノン》+《紅の刃》 に、《ワールドデストラクション》+《ブラッドバーン》を追加!
GM:対象はシーンにいる全員だ。行くぞ!
薊奏:むむむ
GM:13dx7+3
DoubleCross : (13R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,6,7,8]+3[1,3]+3 → 16

GM:なんだこれは
薊奏:あっ低い
GM:リアクションどうぞ!
薊奏:みんな頑張って避けてくれ
薬師院 小夜子:あ、あわよくばドッジ……
柊 樹:5dx 回避ぃ!
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,2,5,5,9] → 9

四嶺 廂:えっこれどうしよう…
四嶺 廂:《援護の風》《ウインドブレス》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:135->139)
薬師院 小夜子:5dx10 回避
DoubleCross : (5R10[10]) → 8[1,1,2,2,8] → 8

薬師院 小夜子:無理かぁ……
四嶺 廂:15dx10+10
DoubleCross : (15R10+10[10]) → 9[1,2,2,3,3,3,3,4,6,6,7,8,9,9,9]+10 → 19

四嶺 廂:回避!なんだこのデブ!
GM:風に乗り動けるデブ
GM:では3名に命中。ダメージが出るぞ~
薊奏:では《崩れずの群れ》で薬師院さんをカバーします
薊奏:侵蝕107→109
薊奏:でガード
GM:2d10+72
DoubleCross : (2D10+72) → 14[4,10]+72 → 86

GM:諸々有効です
薊奏:コンボ+防具使用
薊奏:86-9-6d-15-10
DoubleCross : (86-9-6D6-15-10) → 86-9-28[6,4,4,6,3,5]-15-10 → 24

GM:で、こっちはバックファイアで5点のHPを消費します。
薊奏:《デモンズウェブ》!
薊奏:自分に使用します
GM:どうぞ!
薊奏:24-5d10
DoubleCross : (24-5D10) → 24-33[7,10,8,6,2] → -9

GM:なんだそれは
四嶺 廂:ええー…
柊 樹: V.B.に「ロイス:尽力/憐憫」を結んでタイタス切って復活...!
薊奏:このエフェクト、つよい
柊 樹:だいぶつよい
薬師院 小夜子:強い……
薊奏:あ、あと《暗黒螺旋》!
GM:ウワッ
薊奏:20ダメージお返し
薬師院 小夜子:こ、この幼女ロイスが削れないぞ……!
GM:ひどいことするな!
薊奏:109→112→114→117
"V・B":全身の管から、更に激しい蒸気が吹き出す。色は白から赤で。激しい熱を帯びた上に、触れた者の命を奪い取る魔の蒸気だ。
"V・B":それを"V・B"の周辺にとどまらず、地下室一帯を満たして行く……!
四嶺 廂:()
薊奏:「負けないのです……!」魔眼を結集。自身と薬師院さんを覆う鉄のドームを形成。
四嶺 廂:(システム的にはエンゲージを切れないけど)すばやく部屋中を跳び渡って距離を取る。このために射程を削った。
薊奏:「だてに"サンクチュアリ"と名乗っていないのですよ……!」
四嶺 廂:そして室内にあった机の一つを、小金井さんと自分を蒸気から守るように立てて後ろに隠れる。
四嶺 廂:…敵に背中を晒す自分を、心のどこかで嘲りながら。
"V・B":全力の攻撃を凌がれ、反撃まで受けた"V・B"は相当に消耗しているようだが、それでも戦意は衰えていない……
"V・B":メインプロセス終了のタイミングで、《夜魔の領域》により未行動になります。行動値は0へ
柊 樹:自身の体表に硝子の蔦を這わせる。意識を手放さないようにするための最低限の処置。
GM:それでは次、薬師院さんの行動。どうする?
薬師院 小夜子:マイナー、何も無し!
薬師院 小夜子:メジャー、5mほど離脱! 右に!
薬師院 小夜子:以上!
薬師院 小夜子:かなしい!
GM:土下座で行動を潰さないだけえらい。では次、四嶺くんです。どうする?
四嶺 廂:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》四嶺 廂の侵蝕率を+4した →(侵蝕率:139->143)
四嶺 廂:9dx7+2
DoubleCross : (9R10+2[7]) → 10[2,2,3,5,5,6,6,9,9]+4[2,4]+2 → 16

四嶺 廂:ちょっと待ってくださいね
GM:おやおやこれはこれは……
四嶺 廂:すみません、リアクションどうぞ
GM:ドッジがあるぜ……!
GM:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[1,2,6,7,9,10,10,10]+9[5,5,9]+2 → 21

GM:フフフ……
四嶺 廂:タイタスを切っても5割…ちょっと割に合わないか! そのままで!
GM:ではその攻撃を回避します
四嶺 廂:机の影から顔を出してとっさにワイヤーを伸ばすが、悪あがきの域を出ない!
四嶺 廂:いや
四嶺 廂:ごめんなさい。今からでもタイタス切っていいですか?
GM:良いですよ……!
四嶺 廂:初恋の女の子のロイスをタイタスにして昇華。達成値+1D。
四嶺 廂:16+1d10
DoubleCross : (16+1D10) → 16+4[4] → 20

GM:あっ妖怪よ
薊奏:いちたりない
薬師院 小夜子:おのれぇ
柊 樹:やばいやばい
四嶺 廂:更に、養親のロイスを通常効果でタイタス化、昇華。
四嶺 廂:20+1D10
DoubleCross : (20+1D10) → 20+8[8] → 28

薬師院 小夜子:ヤバいことをしてきたな……!
四嶺 廂:ダメージ行きます。
GM:ヒョエー……ダメージどうぞ!
四嶺 廂:3d10+29
DoubleCross : (3D10+29) → 12[3,8,1]+29 → 41

GM:あ、それはバッチリです。"V・B"戦闘不能。
四嶺 廂:諸々有効です。
GM:復活エフェクトもなし!
薊奏:覚悟の一撃……!
薬師院 小夜子:た……助かった……
柊 樹:お、おおお...!
四嶺 廂:…目を閉じる。放課後のバイトのつもりで訪れた第8支部の情景を想う。
四嶺 廂:…並ぶ遺体袋。いくつかはUGN関係者用のそれだ。いちばん丈の短い…子供用と思しきひとつは、どういうわけか中身が明らかに空のまま殉職タグが付けられていた。
四嶺 廂:新入りの身で機密レベルの高い情報には触れられない。脳を切除して置換だの、FHの共食いだのといった言葉を拾えるだけだ。
四嶺 廂:…ずっと医療に当たって出撃までした医療班の先生は、そのまま睡眠もとらずに施術室から出てこないらしい。とても気の弱い人だと聞いた。
四嶺 廂:…きっと、後悔をしたくなかったんだ。 その背中を胸に刻んで、今ここにいる。
四嶺 廂:次の一撃を繰り出そうとした敵の鎌首の上に、姿を現す。体が紐で出来ている相手に紐で対抗するのは分が悪すぎる。必要なのは…
四嶺 廂:急所を一撃でそぎ落とす、断頭の一撃だ。
四嶺 廂:両足で天井を思い切り蹴り、眼下の敵に向けて全身で飛び込む…!
"V・B":それはまさに致命的な隙であった。"V・B"も体力の残存がなく、早く敵を殺戮せしめなければならなかった。
"V・B":それゆえの大規模攻撃であり……それゆえの隙。命へ至る間隙が、切り裂かれる。
四嶺 廂:鱗。肉。骨。肉。鱗。
四嶺 廂:…意識が途絶える前。最後に覚えているのは目の前に迫る床と、かつてマキナと呼ばれた命を刈り取った手応えだった。



GM:クライマックス戦闘終了です。このままバックトラックに入りましょう

BackTrack

GM:楽しい楽しい帰還の時間だよ~
GM:今回のEロイスは3つ!
薬師院 小夜子:わーい!
柊 樹:うぉー!
GM:《孤独の叫び》《血の焦がれ》《超越活性:ブラッドバーン》
薊奏:ヤッター!
GM:《孤独の叫び》はシナリオ開始前にV・Bが小金井文に使っていたものです。それゆえの執着という所もあったんですね~
GM:ということで振りたければ振っても良いんだからねっ
四嶺 廂:帰りたいなぁ~!!当然振ります!
薬師院 小夜子:振る!
柊 樹:振るともよう!
四嶺 廂:まず押切先生のメモリーを使用。
薊奏:もらえるもんはもらっとけってばっちゃんが言ってた
薊奏:117-3d10
DoubleCross : (117-3D10) → 117-17[9,2,6] → 100

柊 樹:150-3d10
DoubleCross : (150-3D10) → 150-12[5,4,3] → 138

薬師院 小夜子:139-3d10
DoubleCross : (139-3D10) → 139-21[10,8,3] → 118

四嶺 廂:四嶺 廂の侵蝕率を-10した →(侵蝕率:143->133)
四嶺 廂:133-3d10
DoubleCross : (133-3D10) → 133-12[5,4,3] → 121

GM:ばっちゃんの助言、孫に損をさせそう
薊奏:残ロイス5!1倍!
GM:そのままロイス分の帰還をどうぞ~
四嶺 廂:長生きはできる
薬師院 小夜子:nokori
薊奏:100-5d10
DoubleCross : (100-5D10) → 100-16[4,2,4,2,4] → 84

四嶺 廂:倍振りします。
薊奏:グッド
薬師院 小夜子:残ロイス6……なやましいライン
四嶺 廂:121-8d10
DoubleCross : (121-8D10) → 121-37[3,5,5,4,1,8,5,6] → 84

四嶺 廂:うん、倍で振っておいてよかった!
四嶺 廂:3点で帰還!
柊 樹:残ロイス5で生還者で+3だから
薬師院 小夜子:帰れればそれでいいや倍振り!
薬師院 小夜子:118-12d10
DoubleCross : (118-12D10) → 118-46[4,2,6,6,1,4,4,6,1,2,7,3] → 72

柊 樹:139-8d10 まずは等倍
DoubleCross : (139-8D10) → 139-52[8,7,4,7,9,10,6,1] → 87

GM:おかえり~~~
GM:ということでこの結果による経験点を申告してください
薊奏:5点!
薬師院 小夜子:倍振り3点!
四嶺 廂:3点です!
柊 樹:5点!
GM:経験点計算もこのタイミングでしちゃいます。シナリオ点5、いつもの点5に、Eロイス3点で、各自のバックトラックによる経験点を足して
四嶺 廂:16点です!
薊奏:18点!
柊 樹:18点!
GM:柊 樹:18
薊 奏:18
四嶺 廂:16
薬師院 小夜子:16
GM:22

GM:こんなところですな。ご査収ください。
薊奏:イタダキマース!
四嶺 廂:ご馳走になります!大N市の経験点は媚薬は盛られてなさそうなので安心だ


Ending 01 柊 樹

GM:……事件は終わった。
GM:"吸血鬼"はもう町に二度と現れるまい。そして、"ゴールドクラブ"セルのメンバーの保護も完了した。
GM:もちろん、UGN内で自由に出歩ける訳ではない。しかしそれでも、今後不必要な不便・不自由を被り続けることはないだろう。

GM:第八支部
GM:君が廊下を歩いていると、支部の一室から出てくる小金井 文にでくわした。
小金井文:「あ……柊さん」 君の印象よりも少しおとなしそうにしている彼女は、そっと頭を下げる
柊 樹:「ども」会釈を返す。
柊 樹:手には書類の束と、手提げのビニール袋。
GM:「えっと……」 話題には少し迷うような様子
小金井文:「えっと……」 話題には少し迷うような様子
小金井文:それから、君の手にしているものを見て 「それは?」
柊 樹:「甘いものいける人?」最近のコンビニスイーツも侮れない。
小金井文:「……大好物です、けど」 目を丸くして 「甘い物いける人なんですか? 柊さん……」
柊 樹:「いける人」
小金井文:「あんなにめちゃくちゃな食べ物食べてるくせに……」
柊 樹:「それも、あくまで一側面だよ」
小金井文:「一側面……舌に側面なんてないのに」
小金井文:「……やだ私、何言ってるんだろう」 自分の言葉にちょっと笑ってしまう
柊 樹:「俺も小金井さんも、そこそこ顔合わせてるのに知らないことの方が多かっただろう?」
小金井文:「……そう。そうね。こうしてオーヴァードの世界で顔を合わせる関係になるなんて、思いもしなかったし」
柊 樹:「...なんというか、」
柊 樹:「貴女のことを、友人といって差し支えないだろうか、その...」
柊 樹:「こうして、また顔を合わせられてるだけでも有難いと思ってる」
柊 樹:「...」何と言っていいのやら。所在無さげに頬をかく。
小金井文:「…………」 しばし真顔で話を聞いていたが
小金井文:「……ふふっ」 吹き出すように破顔する 「なぁに。なんですかそれ」
小金井文:「私こそ、こうして柊さんが普通に話してくれるなんて思ってなかった。ジャームを守るようなことをして……危ない目に合わせてしまったし」
柊 樹:「...あの時の君にとって、マキナさんは...ご友人は怪物では無かったんだろう」
小金井文:「……怪物でした。でも、それ以上に友人でした」 手を組んで、視線を落とす
小金井文:「だから、間違ったことをしていたって分かっています。それでも、自分がしたいことをしたかった……それがあの時の私」
小金井文:「……だから、負けてしまった以上、なんとされてもです。私、FHですから。そういう覚悟はしてました」
小金井文:「あなたは? 柊さん」
小金井文:「……戦って負かした人とは、もう友達みたいにはなれない?」
柊 樹:「......」
柊 樹:「小学生の頃、」
柊 樹:「クラスメートが目の前でジャーム化した」
小金井文:「……!」
柊 樹:「給食の時間だったかな、教室のど真ん中で」
柊 樹:「俺はその時UGNチルドレンで、」
柊 樹:「....それでも、あの子のことは友達だと思ってる」
小金井文:「……そうなんだ」
小金井文:「オーヴァードであることも、別の一側面に過ぎない、か……」
小金井文:独り言のように呟き、改めて君を見る
小金井文:「……私、『しべり屋』のバイトもやめなきゃいけなくなったんだけど」
小金井文:「それ連絡したら、おばあちゃんがレシピ教えてくれるって。私が辛いの苦手なの、知ってるくせにね」
小金井文:「……今度それ、柊さんにも教えてあげる」
柊 樹:「...!」小金井さんは、この男が初めて目を見開いた瞬間を目撃する。
小金井文:「うわっ目そんあ開くの」
柊 樹:「え、どうしよう、緊張してきた」
柊 樹:初めて握手会行くアイドルファンの様相。
小金井文:「何それそんなに!?」
柊 樹:「『しべり屋』だもんなあ...」
小金井文:「レシピだよ……? 私と普通に話してる時だってそんな感じのことなかったのに……!」
小金井文:「……そんなに激辛が好きか。まったくもー、理解できなーい」 おかしそうに笑う
柊 樹:「...はは」つられて笑い返す。
柊 樹:「何にせよ」
小金井文:「ん」
柊 樹:「今後ともよろしくお願いします、ってことで」
小金井文:「……そうだね。私自身、どうなるかは分からないけど」
小金井文:「よろしくね。今後とも」
柊 樹:手でも差し出しちゃう?
小金井文:手を差し出します
柊 樹:ぎこちない握手を交わします。
小金井文:しっかり手を握って揺する
小金井文:「……うん、よろしく。これからもね」
柊 樹:手の平の体温越しに、2つの日常をつなぎ留められたことをかみしめる。
柊 樹:それもまた、柊樹にはよくある話の1つで。
柊 樹:何ひとつ手放すわけにはいかない、思い出の1つだ。


Ending 02 薊 奏

GM:UGN第八支部 休憩室
GM:君が一息ついていると、支部員に連れられた老人が姿を現した。"キヴエル"だ。
薊奏:「……こんにちわ」
"キヴエル":「やあ、こんにちは。会えて良かったよ」 アパート前で会った時よりも元気に見える
薊奏:「おげんきそうでなによりなのです」
"キヴエル":「ああ。何せもう、追われる心配はないし……文も無事だからね」
"キヴエル":「FHとしては終わってしまったが、その方が救いになることもあるというわけだ」
薊奏:「それは……まもったかいがあるというものですね」
薊奏:「これから、どうされるのですか?」
"キヴエル":「一通り取り調べを受けたら、UGNで働かせてもらいたい、とは思っているよ。何せ他に行く先がない」
"キヴエル":「元は生物、今はレネゲイドウィルスの専門家だ。もしそれがダメだったら、どうするかなあ……」 冗談めいて笑う
薊奏:「なるほど、それは良いしゅうしょくさきがみつかりそうですね」
支部員:「……まあ、その辺りの要求が通るかどうかもこれから次第です。素行と能力。あなたが真面目であれば問題はありません」
支部員:「"サンクチュアリ"、子供なのに難しい言葉知ってますね……」
"キヴエル":「で、君も特定の支部に決まって所属している訳ではないのだろう。だから今のうちに、お礼を言いたいと思ってね」
薊奏:「……そうですね、今回ははけんにんむというかたちでしたので」
"キヴエル":"キヴエル"はおぼつかない足取りで君の前に膝を付き、君の手を取る
"キヴエル":固く、しわしわした手だ 「最初の通信機から、最後の戦いまで。守ってくれてありがとう」
"キヴエル":「もちろん、君だけの務めでないことは分かっているが……今は君にこそ、お礼を言いたかった」
薊奏:「……任務、でしたので。どういたしまして」
"キヴエル":「任務だとしても、頑張ってくれたのは君自身だからね。ありがとう……こんな小さな手で」
"キヴエル":君の手を離し、ゆっくりと立ち上がる。
薊奏:「……」
"キヴエル":「……これからも大変なことはたくさんあるだろうけど」
"キヴエル":「きっと頑張ってくれ。君が誰かを守ることで、救われる人はいっぱいいるだろうからね」
薊奏:「はい。私は、これからもいろんなものを守るのですよ」
薊奏:「なにかあったら、たよっていただいてもいいのです」
"キヴエル":「フフフ……私が守るべきものなんて、もうない気はするが……」 少し遠くを見て
"キヴエル":「……そういうことが必要な人には、君のことを教えるようにしようかな。ありがとう」
薊奏:「よろしくおねがいします」
"キヴエル":また頭を下げて、何もなければそのまま支部員に連れて行かれます
薊奏:軽く頭を下げて、見送ります。
薊奏:「(私がだれかをまもることで、だれかがすくわれる)」
薊奏:「(それが私が、ここにいる意味なのですね)」
薊奏:飲んでいた水のペットボトルを置く
薊奏:「さて、つぎの任務は……まだ予定がないですね」
薊奏:「しばらくこちらでたいき、ということでしょうか」
薊奏:「(大きな町ですし、たいくつはしなさそうですが)」
薊奏:休憩室に備え付けてある町の地図を取り、眺める
薊奏:「(いそがしくなりそうです)」


Ending 03 四嶺 廂

GM:N市、UGN共同墓地
GM:表向きは単なる墓地として扱われているそこは、UGNに縁深い者、UGN以外によすがのない者を葬る秘密裏の墓地であり……
GM:その一画には、ジャームとなり通常の埋葬を行えなくなった者が眠る場所もある。
四嶺 廂:墓前に参る小金井さんの少し後ろで、自分も神妙に手を合わせています。
小金井文:清楚なブラウスにロングスカートという、しかし喪に服するほどでもない出で立ちで、じっと手を合わせている
四嶺 廂:"キヴエル"には声をかけなかった。…この二人をいっしょにお参りさせるのは、何かが違う気がしたからだ。
四嶺 廂:もうほとんど治ったが、首にはまだ治療用のギプスを巻いている。
小金井文:やがて、文は小さく息を吐いた。手を離し、またしばらく墓碑を眺め
小金井文:それから、君へと振り返る 「ありがとうございます。今日は」
小金井文:「こんなところに連れてきていただいて」
四嶺 廂:「…いえ。済ませなくてはいけないことだと、思っただけですから」
四嶺 廂:「2つ、聞かせて欲しいことがあるんです」
小金井文:「なんですか?」
四嶺 廂:「まず一つ。こうして、あのひととのお別れを済ませて」
四嶺 廂:「…繋がりは、なくなりましたか?」
小金井文:「……どうなんでしょう。難しいな。繋がりって目に見えるものじゃないですから」
四嶺 廂:「…」
小金井文:「でも……あなたたちに負けて、UGNで軟禁されて、もうマキナはいないんだ、って、ちょっと泣いて」
小金井文:「そうしたら……不思議なんですけど。ジャームになる前のマキナのこと、思い出せるようになった気がします」
小金井文:「だから、うん。繋がりは、なくなったとも言えるし……なくなっていなかったとも言える、かな」
小金井文:「ごめんなさい、煮えきらなくて」 ちょっと困ったような笑みを浮かべる
四嶺 廂:「…きっと、そういうことだと思うんです。ひとつひとつの命は、世界をめぐるものでしかなくて」
四嶺 廂:「だからこそ、行ってしまった人と向き合うために、こうして弔いをする習慣が世界じゅうにある」
小金井文:「……ふふ。色々考えてるんですね。まだ子供なのに」
四嶺 廂:「死に物狂いですからね。よく言われますよ」
四嶺 廂:「会えなくなっても、忘れなければ繋がりは残るって思いたいんです。 僕も、あの人を手にかけた感触は一生忘れられそうにないし」
四嶺 廂:「あの人を守ろうと戦ったあなたのことも、きっと忘れない」
小金井文:目を細める 「……ありがとう。どんな形であっても、私とマキナのことを覚えていてくれて」
小金井文:「結果はこうだけど。それでも、それだけで何となく、楽になった気がします」
四嶺 廂:「…それならよかった。それで、もう一つのほうなんですが」
四嶺 廂:「あなたたちのようなFHの人も、学校には一緒に通っていたりしたんですか?」
小金井文:「何でしょう?」
小金井文:「私はそうでした。その辺りは本当に、セルによるみたいですけど……それが?」
四嶺 廂:「…いえ。 それこそ、あちら側は学校に通いたくても通えない子がたくさんいる、みたいな話を聞いたことがあって」
四嶺 廂:「僕は…結局、あなたのこともあの人のことも何も知りませんから」
四嶺 廂:「どちらにせよ、今まで真面目にやらなかったことを初めてみたらそれが何かの弔いになるかなって…そんなことを考えていただけです」
小金井文:「…………」 少し考えて
小金井文:「……え、学校行ってないの? 中学までは義務教育じゃない?」
四嶺 廂:「…高校生です。いや、高校行ってないし学費も払ってませんけど…とにかく誰が何と言おうと高校生なんです」
四嶺 廂:「…16歳!」
小金井文:「あっ、ごめんなさい……うーん。人によって事情はあるでしょうけど……」
小金井文:「……私は、マキナと一緒に学校に通って、授業の文句言ったり、帰りにコンビニ寄ったり」
小金井文:「楽しかったなあ、そういうのは」
四嶺 廂:(か、かわいそうな人を見る目で見られた…!? この流れで!?)
四嶺 廂:「…ぼくの場合、まずちゃんとした友達を作るところからですね」
四嶺 廂:「…そろそろお迎えの来る時間です。もう大丈夫ですか?」
小金井文:「ええ、ありがとう。……友達ね。難しいかもしれないけど」
小金井文:「できさえすれば、すごく大事で楽しいものになるから……頑張った方が、きっと良いですよ」
四嶺 廂:(今、さらっと酷いことを言われた気がする…!)
四嶺 廂:「…そうですね。では、行きましょう」
四嶺 廂:"吸血鬼"へのロイスを変更します。
四嶺 廂:小金井さん もう会う事もないであろう相手 敬意/〇悔悟
小金井文:「私は結局、高校ではマキナくらいしか友だちはできなかったけど……働いている内に、別の友だちもできたから」
小金井文:「色々頑張ってね、きっとね!」
四嶺 廂:「ええ、ありがとうございます。小金井さんも、どうか頑張って」
四嶺 廂:護送の車を見送ります。
四嶺 廂:「…友達もいいけど、学校にいるかなぁ。美人で、おっぱいが綺麗で、血を吸わない子」
四嶺 廂:「…ハハッ。それこそ男が長いことほっとくわけないよね!」


Ending 04 薬師院 小夜子

GM:君は町中を歩いていた。夕暮れの町だ。
薬師院 小夜子:——人の目は気にならない方だ。背丈、露出の度合い、髪型やら化粧やら、人目を引く自覚はある。
GM:それなりの人々が行き交う、一日の終わり。道幅のおかげで混雑というほどではないが、買い物帰りの主婦やら、楽しげに遊ぶ子供やらが君の感覚に触れる。
GM:すれ違う何人かが露骨に君を見たり振り返ったりするが、そんなことには慣れたものだろう。
薬師院 小夜子:それでも立ち回りは何も変わらず、高いヒールをならして真っ直ぐに。頬がほのかに赤いのは、日中から摂取したアルコールの為だ。
GM:では、そんな君の視界の端、雑踏の中に、目を引く後ろ姿が引っかかる。
薬師院 小夜子:「おお、賑やか、賑やか。……ったく、お気楽な顔しやがって。こちとら命がけの仕事が終わったばっかりだってのに」赤の他人への、八つ当たりのような愚痴。あまり真実味の無い軽さではあるが。
薬師院 小夜子:「……ん?」ぼんやり、ふらふらと移ろっていた視線が、その背へと止まる。
GM:真面目に崩さず制服を着込んだ少女だ。その後姿から、すぐに彼女の名前を連想することはできないが。
GM:彼女が角を曲がった時に覗いた横顔で、直感する。数ヶ月前、"V・B"の襲撃を共に受けた娘。^
GM:美木花緒璃。
薬師院 小夜子:「わーおう、マジかよ……」両肩をすくめて驚愕を、誰にとも無く示した後、足を速めた。
薬師院 小夜子:かんっ。かんっ。かんっ。硬い足音を幾度も鳴らして、一度その少女を追い抜いて、数歩先へと行き、
薬師院 小夜子:くるり。
薬師院 小夜子:振り返って、正面からその顔を見る。
美木花緒璃:「…………」
薬師院 小夜子:「やっぱり、美木か」
美木花緒璃:突然の出現……出現としか言いようがない出現に、びっくりした表情。
美木花緒璃:だがすぐに名前を返す 「……や、薬師院さん? こんな所で……」
薬師院 小夜子:普段はあまり見開かない瞼を、この時ばかりは十分に開いて、口も閉じぬままに距離を詰めていく。
薬師院 小夜子:そして、手を伸ばせば容易く振れられる程度の距離で、
美木花緒璃:「お久しぶりで……あ、わ、わっ」
薬師院 小夜子:「生きてたとは、聞いてた。それ以上を聞いてねえ」
薬師院 小夜子:「……無事か?」
美木花緒璃:目をぱちくりしていたが、こくりと縦に首を振り 「あ、えっと……」 ちょっと気まずそうな表情
薬師院 小夜子:「後遺症は無かったか、って聞いてんだ」
美木花緒璃:「左の肩と上腕をちょっとやってしまって……腕がしばらく持ち上がらないことが」
美木花緒璃:「今は、今はっ全然平気なんですけど! でも、左利きだからしばらくは困ったかなーって……」
薬師院 小夜子:「……そうか、今は平気か」
薬師院 小夜子:「はー……」ため息と共に、その場にしゃがみ込む。
美木花緒璃:「ですです」 こくこく 「それで、リハビリも兼ねて楽器なんか始めちゃったりして……」
美木花緒璃:「や、薬師院さん! 道! ここ道です!」
美木花緒璃:慌てる
薬師院 小夜子:「ばっきゃろー、んなもんどうだって良いんだよ。夜の街なんざ道端で吐いてる奴も寝てる奴もいるぞ」
薬師院 小夜子:「……だがよ……あぁ、ちょっとは気が楽になった」
美木花緒璃:「夕方ですよ今!」
美木花緒璃:「……もしかして、ずっとその……気にしてくれてました?」
薬師院 小夜子:「夕方だろうが夜だろうが、大差ねえっての。……でよ、そりゃ当然だろ」
薬師院 小夜子:「まさか、一人大けがさせて引退させて、後遺症まで残した原因が——」
薬師院 小夜子:「哨戒舐めてかかって、路上でシケこもうとしてたなんて話、首吊りもんだぜこりゃ」
薬師院 小夜子:そのあたりでようやっと、立ち上がって背筋を伸ばす。立ってしまえば背丈とヒール、大概の男より高い視点から少女を見下ろす。
美木花緒璃:「……薬師院さん……」 顔を見上げる
薬師院 小夜子:「……なぁ」
薬師院 小夜子:「あの化け物、この間、死んだよ」
美木花緒璃:「!」
美木花緒璃:「……そうなん、ですね」
薬師院 小夜子:「四人がかりで囲んで、手段問わずにぶったたきまくってよ。なかなか死なねえで、こっちがいつやられるかってビビりまくって——」
薬師院 小夜子:「その途中であの化け物が、マキナって名前のガキだったって知らされて、だ」
薬師院 小夜子:「……まぁ、良い仕事だったとは言えねぇが、ちょっとは区切りがついたさ」
美木花緒璃:「……そうだったんですか。それは、その……」 少し言葉に詰まりつつ
美木花緒璃:「……お疲れ様でした、といいますか」
薬師院 小夜子:話しながら、正面ではなく、少女の右手側に立つ。そうして、先程まで少女が歩いていた方向を見て、一度小さく頷く。
薬師院 小夜子:「美木は、その、なんだ。……戻らねえのか?」
美木花緒璃:「……難しいかな。ちょっと両親に大反対されてしまいまして」 困ったように笑う
美木花緒璃:「本当は薬師院さんにも挨拶したかったんですけど、もう嵐のように。連絡先なんかも全部管理されちゃって」
美木花緒璃:溜息を吐き 「……私自身も、分かりません。正直」
薬師院 小夜子:「戻りたいのかどうか?」
美木花緒璃:「はい。私の力で、誰かを守ることができるかもしれない……けど、やっぱり私が傷つくのは、怖いですよ」
美木花緒璃:「みんな戦ってるのに、とも思うし、みんななんて関係ない、とも思います。どっちつかずです」
薬師院 小夜子:「わかるー」軽い言葉の割に、妙に重みのある声であった。
美木花緒璃:「わかりますー?」 脱力した調子で返し
薬師院 小夜子:「良くよぉ、メンタルの強い奴がよ、言うんだよ。〝トラウマの原因を解決して克服しろ〟とか」
薬師院 小夜子:「原因ぶっ殺して分かったぜ。全然、全く、怖いのなんて治りゃしねえ」
薬師院 小夜子:「……正直、こうやって歩いてても、いつどこにジャームが沸いて出るかってビビリ続けてる」
美木花緒璃:「そうですか。そうですよね。実際に、そういうことが有り得るんですから」
薬師院 小夜子:「だからよ」急に上体を傾け、上から覆い被さるように、少女の肩を抱き寄せる。
美木花緒璃:「うひゃっ」
薬師院 小夜子:「エージェントには戻れねえでも、イリーガルとして登録だけでもしとけ。で、時間の空いた時に支部の設備でトレーニングしてろ」
薬師院 小夜子:「で、ヤバい事になったら、支部に連絡入れて自分は全力ダッシュ……で、仕事はおしまい。卒業して独り立ちするまではな」
美木花緒璃:どこかぼんやりした様子で薬師院さんを見上げ
薬師院 小夜子:「独り立ちした後に、戻りたいかどうか、ゆっくり考えればいい。今は、楽器でもなんでも気楽に鳴らしてりゃいいんだ」
美木花緒璃:「……分かりました。それはちょっと、もう一度ママ……うえっと、両親と話してみます」
美木花緒璃:「あ、でも気楽にやってなんかないですよ。バイオリンなんですけど、先生がすっごい厳しくて……!」
薬師院 小夜子:「金のかからねえ護身術教室だ、とでも言っとけや。お姉さんが手取り足取り教えちゃうよん」
薬師院 小夜子:「……と、バイオリンねぇ。そりゃ是非、一度聞いてみたいもんだが」
美木花緒璃:「あ、それまた悪い誘いですかー」
美木花緒璃:「む、なんか一度そう感じると全部そういう風に聞こえる……どこまでマジメだったんだろ……」
薬師院 小夜子:「そー、悪いことのお誘い。バイオリンも聞いてみたいけど、あんたの色んな声も聞いてみたい」
薬師院 小夜子:「だいたいにして私は、言ってることは大体本気でマジメなのさ。切り替えが極端に早いだけ」
美木花緒璃:「うひゃあ。相変わらず悪い人ですよ。こんな路上で!」
薬師院 小夜子:「……明確に拒否して逃げださないと、このまま〝悪いところ〟に連れ込んじゃうよ?」肩を抱く腕と反対の手を、少女の喉元へ運びながら
美木花緒璃:「わーっダメ! ダメです! 門限がありますから、門限!」
美木花緒璃:大慌てで逃げるように離れる
薬師院 小夜子:「ちっ、見つけたタイミングが悪かった」腕の中から逃れた獲物に対し、やや悔しげに舌を鳴らして
美木花緒璃:「……でも、薬師院さん。ほんと」
美木花緒璃:「相変わらず悪い人で良かったです。相変わらず、で!」
薬師院 小夜子:「そっちこそ、相変わらず無警戒で何よりさ」
薬師院 小夜子:「……そうだ、これ」ポケットから一枚の名刺を取り出し、ひゅっと美木の方へと投げる。風のながれを計算して、綺麗に手の中に収まるだろう。
美木花緒璃:「わ」 受け取る
薬師院 小夜子:印刷されたQRコードは、いわゆるはやりのメッセージアプリのアカウント情報。それから、電話番号とアドレスが幾つか。
薬師院 小夜子:「門限が無い時に、悪いアソビを知りたくなったら呼びな。……いや、もちろん、マジメな鍛錬の話しでもいいが」
薬師院 小夜子:「小一時間でオトナのオンナにしてやるってのは嘘じゃない」
薬師院 小夜子:かっ。
美木花緒璃:「あ、ありがとうございます。すぐ登録しますから!」
薬師院 小夜子:踵を鳴らして、向きを変える。特に目的地は無いが、少女が行く方向とは逆に。
美木花緒璃:「悪い遊びについては……あはは……おいおいということで……」
美木花緒璃:「あっ、それじゃあまた! お元気で!」
薬師院 小夜子:「ああ」軽く手を上げて、言葉は少なく、去って行く。
薬師院 小夜子:帰路。なんとなく空を見上げたり、なんとなく道を見下ろしたり。
薬師院 小夜子:或いは道の脇にある、名前も知らないバーに入ってみて、テキーラの水割りばかり数杯も飲んで。
薬師院 小夜子:そうしながら、この夜の寂しさを、暗闇の恐怖を紛らわす相手を探しつつ、頭の片隅に思うのだ。
薬師院 小夜子:「……UGNにいるうちに、唾付けときゃ良かったなぁ……」
薬師院 小夜子:結露したグラスが新しいものに取り替えられた頃、バーのドアを開ける香水の匂い。
薬師院 小夜子:ああ、あんた——と、小夜子はまるで知人にでも呼びかけるように気安く、毒牙を研ぎ澄ます。



GM: ダブルクロス3rd Edition
GM:『ブラッド・シップド・フレンド・フッド/水より血より何よりも』
GM:    --- Fin.


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